全1111文字
PR

【7月28日 CNS】中国の首都・北京市は、膨張する都市機能の「ダイエット」に成功した中国初のメガシティーとなった。

 東京、ニューヨーク、ロンドンなどの国際都市は「大都市病」の問題に直面している。人口2000万人を超える北京市も交通渋滞や大気汚染、資源不足など多くの「病状」に直面している。

北京市の副都心として成長する通州区にある大運河の夜景(2022年1月13日撮影、資料写真)。(c)CNS/郭俊鋒
北京市の副都心として成長する通州区にある大運河の夜景(2022年1月13日撮影、資料写真)。(c)CNS/郭俊鋒
[画像のクリックで拡大表示]
開発が進む河北省の雄安新区(2022年5月31日撮影、資料写真)。(c)CNS/任双歓
開発が進む河北省の雄安新区(2022年5月31日撮影、資料写真)。(c)CNS/任双歓
[画像のクリックで拡大表示]

 北京市は2014年、「大都市病」解消を目的とした中国初の産業別の禁止・制限リストを発表。2017年には北京都市総合計画(2016〜2035)を制定し、都市機能や産業構造のスリム化、分散化、縮小化を推進した。

 最近の10年間で3000か所近い製造業と環境汚染企業を移転・撤退させ、各地の専門市場や物流拠点を1000か所近く整理し、7000か所以上の便利な商業店舗を構築した。北京市内の6地区の居住人口は2014年と比べて15%減少し、都市部と農村部の建設用地は110平方キロ減少した。

 北京市中心部の北二環路近くにある「北京動物園卸売市場」は、かつて中国北部最大の衣料品卸売流通センターだった。混雑を極めた市場は既に閉鎖され、30万平方メートルに及ぶ敷地に科学技術や金融、サービス産業を担う152の企業・機関が集積している。