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展示されたBYDの新エネルギー車(2021年6月10日撮影、資料写真)
展示されたBYDの新エネルギー車(2021年6月10日撮影、資料写真)
(c)CNS/劉文華
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【1月31日 CNS】2022年の自動車市場の最大の勝者は誰か?

 2022年の生産・販売台数を見ると、中国の電気自動車(EV)メーカー大手の比亜迪汽車(BYD)の累計販売台数は186万3500台で、前年同期比で208.64%増となっている。予想外の突発的な事象が発生しない限り、同社は、2022年最も販売台数の多い自動車メーカーとなるだろう。

 BYDのこの輝かしい実績の背景として、関連産業チェーンの「一等の功績」を認めるべきだろう。

 2022年上半期、BYDは、会社の戦略的発展ニーズに沿って、2022年3月からガソリン車の完成車生産を停止し、今後、自動車部門において、純電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)事業に注力していくと率先して発表した。

 「停燃(ガソリン車の完成車生産停止)」はBYDに大きな利益をもたらした。中国自動車工業協会(CAAM)のデータによると、2022年上半期、BYDの新エネルギー車の市場シェアは24.7%とほぼ4分の1に達し、2021年より7.5ポイント以上増加したという。

 「停燃」がBYDに新たな発展チャンスをもたらし、同社の新エネルギー車の急速な発展のために徹底的に「障害を取り除いた」。最近、BYDの新エネルギー車分野での開発ペースは著しく高まっている。

 公開資料によると、2022年11月、BYDは300万台目の新エネルギー車のラインオフを迎えた。新エネルギー車の製造実績として、「1台目から100万台目まで」は13年、「100万台目から200万台目まで」は1年、「200万台目から300万台目まで」はわずか半年で達成した。