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【9月2日 AFP】(更新、写真追加)ハリケーンから勢力を弱めた熱帯低気圧「アイダ(Ida)」は1日夜、米北東部ニューヨーク一帯に記録的な豪雨をもたらし、大規模な洪水を引き起こした。警察によると、ニューヨーク市内で少なくとも8人が死亡。ニューヨーク、ニュージャージー両州では空港が閉鎖され、非常事態宣言が出された。

米ニューヨーク・ブルックリン地区で、熱帯低気圧「アイダ」による豪雨のため冠水した立体交差下の道路を走行しようと試みる車(2021年9月2日撮影)。(c)Ed JONES / AFP
米ニューヨーク・ブルックリン地区で、熱帯低気圧「アイダ」による豪雨のため冠水した立体交差下の道路を走行しようと試みる車(2021年9月2日撮影)。(c)Ed JONES / AFP
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米ニューヨーク・ブロンクス地区で、熱帯低気圧「アイダ」による豪雨のため冠水した通りと、レストランの地下室に流れ込む水(2021年9月1日撮影)。(c)David Dee Delgado/Getty Images/AFP
米ニューヨーク・ブロンクス地区で、熱帯低気圧「アイダ」による豪雨のため冠水した通りと、レストランの地下室に流れ込む水(2021年9月1日撮影)。(c)David Dee Delgado/Getty Images/AFP
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米ニューヨーク・ブルックリン地区で、熱帯低気圧「アイダ」による豪雨のため冠水した立体交差下の道路で立ち往生した車(2021年9月2日撮影)。(c)Ed JONES / AFP
米ニューヨーク・ブルックリン地区で、熱帯低気圧「アイダ」による豪雨のため冠水した立体交差下の道路で立ち往生した車(2021年9月2日撮影)。(c)Ed JONES / AFP
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 アイダは先週末、5段階のうち2番目に強いカテゴリー4のハリケーンとして南部ルイジアナ州に上陸し、洪水や竜巻で甚大な被害を出した後、北進を続けている。

 米経済と文化の中心地ニューヨークでは、ブルックリン(Brooklyn)地区とクイーンズ(Queens)地区が冠水。キャシー・ホークル(Kathy Hochul)ニューヨーク州知事は、非常事態を宣言した。

 警察は、ニューヨーク市内で8人が死亡した状況については発表していない。

 またニュージャージー州のフィル・マーフィー(Phil Murphy)知事も、非常事態を宣言。CNNは、同州パセーイク(Passaic)市でも少なくとも1人が死亡したと報じた。これによりアイダの影響で死亡が確認された人は計16人に上った。

 近隣のニューアーク国際空港(Newark Liberty International Airport)、ラガーディア空港(LaGuardia Airport)、ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)では数百便が欠航。マンハッタン(Manhattan)、ブロンクス(The Bronx)、クイーンズなど市内各地で主要道路が冠水し、通行止めとなっている。

 ニューヨークの地下鉄駅でも洪水被害が相次ぎ、ニューヨーク州都市交通局(Metropolitan Transportation Authority)は地下鉄の運行を事実上停止したことを明らかにした。

 米国立気象局(NWS)は、大西洋岸中部(Mid-Atlantic)からニューイングランド(New England)南部までの地域で、2日にかけて最大約200ミリの雨が降り「命に関わる大規模な鉄砲水が発生する恐れがある」として警戒を呼び掛けている。