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 北京市では今年から、車を持っていない家庭でEVを購入する消費者に優先的にナンバープレートを交付する政策を導入した。北京では交通渋滞や大気汚染が激しいため、ナンバープレートは枚数を制限しており、車を購入してもナンバーがなければ走ることができない。抽選でナンバーが当たり、夢のマイカーを手に入れるため高額のEVを購入したのに、「2カ月以上待っても、まだ車が来ない」と嘆く市民が少なくない。半導体チップの相場は通常の5倍に跳ね上がっており、中国の自動車メーカーは「半導体チップが手に入らないだけでなく、手に入るとしても買えない」状態となっている。

 中国自動車流通協会の羅磊(Luo Lei)副事務局長は「半導体不足は高級車やNEVに大きな影響を与えている」と話す。

 中国はNEVを経済成長にとって重要な産業と位置付けると同時に、環境汚染を改善する「一石二鳥」の役割を期待している。また、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は昨年9月の国連総会で、二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに減少に転じさせると表明しており、NEVの普及は政治課題でもある。半導体不足が長引けば、中国の国家戦略にすら影響を与えかねない事態となる。

(c)東方新報/AFPBB News 【翻訳編集】AFPBB News