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【7月27日 東方新報】米国の電気自動車(EV)大手、テスラ(Tesla)が中国で販売しているスポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」の標準レンジ仕様が、人気を集めている。テスラはつい最近まで中国で逆風に見舞われていたが、従来車両より大幅に値下げした「価格破壊」で存在感を取り戻している。

上海市にあるテスラの工場(2021年7月11日撮影)。
上海市にあるテスラの工場(2021年7月11日撮影)。
(c)CNS
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 7月8日に販売を開始したモデルYの標準レンジ仕様の販売価格は、補助金適用後で27万6000元(約470万円)。ロングレンジ仕様のモデルYの34万7900元(約593万円)と比べ、7万1900元(約123万円)も値下げした。標準レンジの航続距離はロングレンジの594キロと比べて59キロ減の525キロ、最高時速は8キロ減の217キロ、停止状態から時速100キロまでの加速に要する時間は0.6秒増の5.6秒。いずれもロングレンジより劣るが、日常生活で運転する際には大差はない。これで120万円以上も安いので、消費者が飛び付いている。北京市中心部の店舗では、テスラ担当者が「今すぐ注文いただければ、早くて10月中にお届けします」と説明。納車まで3か月以上かかる人気ぶりだ。

 テスラの上海工場は、中国政府が外資企業の単独出資を初めて認めた自動車工場だ。中国が市場を開放しているとアピールする象徴となり、テスラは米国より中国での販売台数が上回るようになった。