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 企業のITシステムはソフトウエアで構成されている。そしてソフトウエアはプログラミングで作られる。このため、ITシステムの開発についてきちんと理解するには、プログラミングに関する深い知識が不可欠だ。そうした知識は実際にプログラムを書くことでしか得られない。

 にもかかわらず、IT分野を専門にしている記者でもプログラムを書ける人は少ない。簡単なコードを書くための基本的な知識すら持っていないこともある。「これで本当にITシステムの開発について、深く考察した記事が書けるのか」と常々、疑問に思ってきた。

 プログラミングには独特の難しさがある。日常生活の感覚から類推して理解できる部分もあるが、抽象的な思考力が必要とされる場面が多い。「どんなに努力してもプログラミングができない人」は少ない割合ながら一定の人数いると言われている。

 もっともIT記者であれば、プログラミングに必要なコンピューターの基礎知識はある程度持っているはずだ。IT記者がプログラミングの学習を始めれば、一定レベルの実力をつけるのはそれほど難しくないと思っている。

 重要なのは「始めるかどうか」だけだ。そこで、日経 xTECHのIT分野を担当している記者を対象に、プログラミングを学習してもらう企画を立ち上げた。

記者の「プログラミング始めました」が続かないワケ

 白羽の矢を立てたのは2人。まず、「テクノロジア魔法学校」というプログラミング教材で学習を始めた外薗祐理子記者。同記者は、この教材を使って学習を始めた経緯をコラム記事にまとめている。

 入学時は41歳で、先日誕生日を迎えたとのことなので、いわば「42歳の魔法学校新入生」である。

 もう1人は、プログラミングをはじめとしたシステム開発の記事のデスクを担当することが多い森重和春デスクだ。この特集のデスクを担当することになったので、プログラミングの学習にも参加してもらうことにした。

 2人ともプログラミングに興味は持っているものの、自分ではプログラムはほとんど書けないという。そこで、プログラミングに触れた経験を聞くところから始めた。

 森重デスクは理系の大学出身で、C言語が少し分かるとのこと。プログラムは書けなくても、基本的な概念の理解には問題がなさそうだ。

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