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 ホンダが2020年2月14日に発売した新型の小型車「フィット」は、同社の先進運転支援システム(ADAS)「Honda SENSING」のセンサーを刷新し、同システムの主要機能である自動ブレーキと先行車追従(ACC)の性能を高めた(図1)。

フィット
図1 新型「フィット」
(撮影:日経Automotive)
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 先代車では主要センサーとして、ミリ波レーダー(デンソーテン製)と単眼カメラ(日本電産エレシス製)を使う初期のシステムを搭載していた。新型車ではミリ波レーダーは搭載せず、広角化した新型の単眼カメラだけで車両の前方を監視する。新型カメラはフランス・ヴァレオ(Valeo)製である(関連記事)。
 
 先代車の標準カメラは水平視野角が約50度であるのに対して、ヴァレオの新型カメラは水平視野角が約100度と2倍の広さがある。広角化によって車両前方の広い範囲の対象物を検知できるようになった。検知距離は先代車のカメラと同等である(図2)。

図2 主要センサーを広角カメラに集約
図2 主要センサーを広角カメラに集約
(出所:ホンダ)
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 カメラの検知距離を維持しながら広角化すると処理するデータ量が増えるため、画像処理用のチップには高い処理性能が必要になる。そこで新型カメラのチップには、イスラエル・モービルアイ(Mobileye)の最新品「EyeQ4」を使った(図3)。

ヴァレオの広角カメラ
図3 ヴァレオの広角カメラ
(撮影:日経Automotive)
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