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技術力を生かして社会貢献

 今回取り上げた3つの県はエリアも技術的な特徴も異なりますが、専門技術を活用した事業開発への取り組みを地域を挙げて推進していることは共通しています。自らの技術力を生かしたい、専門スキルを高めたいエンジニアにとって、働く場所の候補になり得るのではないでしょうか。

 もう1つ押さえておきたいのが、地方発の技術には、その土地の地域性が強く影響しているということです。地域が直面する社会課題があり、それを解決するために開発された新技術が少なくないのです。

 一方で、エンジニアの中には社会課題の解決を目的に転職したいと考える人が増えています。当社の転職支援サービスに登録する理工系専門人材へのアンケートで、「転職先に求めるもの」として最も多くの回答者が選んだのが「社会貢献性」でした。

理工系専門人材が転職先に求めるもの(複数回答)
理工系専門人材が転職先に求めるもの(複数回答)
「転職ナビ」登録者アンケート結果(2020年1月1日~30日実施)。有効回答数は523(出所:アスタミューゼ)
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 従来は「給与アップ」「役職アップ」といった待遇面の改善を挙げる人が多かったのですが、ここ数年、転職者の意識が変わってきています。「社会のためになりたい」という思いを抱く人が増えているのです。

 近くにある既知の企業の中から転職先を探す前に、日本各地の技術傾向や特色、社会課題への取り組みを調べてみるのもよいのではないでしょうか。今より広い視野で、やりがいのある仕事を探せると思います。

嶋崎 真太郎
アスタミューゼ 執行役員 事業推進本部 本部長
リクルートで企画営業に従事。数々の営業表彰を受賞し全国トップ11の営業にも選ばれる。その後、Web系ベンチャー・人材系ベンチャーの役員として、事業企画、営業企画、人事・採用企画を経験。2017年にアスタミューゼに参画し、技術職・専門職の転職支援サービス「転職ナビ」、“実現したい未来”でつながるスカウトサービス「SCOPE」を運営。SCOPEを活用した地域創生事業も展開中。