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IT(情報技術)を駆使して赤ちゃんの育児を効率化する「ベビーテック」が注目を集めている。核家族化や共働き世帯の増加により、育児の負担が親に重くのしかかるようになっている。この問題を解決すべく、赤ちゃんの育児にITを活用する動きが広がってきた。

 赤ちゃんは1日中目が離せないものだ。赤ちゃんが寝ている間も親は心配が尽きない。うつぶせ寝などが原因で窒息死したり、就寝中に突然死亡したりするケースがあるからだ。

 そんな中、睡眠中の赤ちゃんの様子を見守る「ベビーモニター」製品が相次ぎ登場している。寝ている赤ちゃんの映像をカメラで撮って送信するだけではない。多様なセンサーによるIoT(インターネット・オブ・シングズ)を取り入れてベビーモニターは驚きの進化を遂げている。

3つのセンサー付きベビーモニター

 その1つがパナソニックのベビーモニター「KX-HC705」だ。ベビーベッドのそばに置くカメラと、親が手元に置く専用モニター端末で構成される。寝ている映像をDECT準拠方式の無線でモニター端末に送信して表示するのが基本機能である。カメラは動作、音、温度という3つのセンサーとスピーカーを備えており、これによって便利な機能を実現する。

パナソニックのベビーモニター「KX-HC705」。右がカメラで左がモニター端末
パナソニックのベビーモニター「KX-HC705」。右がカメラで左がモニター端末
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パナソニックの近藤譲アプライアンス社日本地域CM部門コンシューマーマーケティングジャパン本部商品センタースマートライフネットワーク商品部Sコミュニケーション・メディア商品課主務
パナソニックの近藤譲アプライアンス社日本地域CM部門コンシューマーマーケティングジャパン本部商品センタースマートライフネットワーク商品部Sコミュニケーション・メディア商品課主務
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 動作センサーは画像の差分を分析。赤ちゃんが起き上がる・寝返りをするといった大きな動きを検知する。音センサーはいわばマイクだが、周波数を限定し赤ちゃんの泣き声だけを拾うことができる。

 これらのセンサーを使い、赤ちゃんが起きたり泣いたりしたときにはモニター端末に通知する。それだけではない。泣きやんで再び眠りにつくように、胎内音や心音、波の音、子守歌などを自動で鳴らすことができる。

 「赤ちゃんを持つ親は家事をしている間も不安になる。その不安を軽減したい」と、パナソニックの近藤譲アプライアンス社日本地域CM部門コンシューマーマーケティングジャパン本部商品センタースマートライフネットワーク商品部Sコミュニケーション・メディア商品課主務は話す。

 同社は監視カメラやインターホンなどの事業を手掛けており、それらのノウハウを活用し製品を開発した。米国で2018年からベビーモニターを売り出し、日本では2019年5月に販売を始めた。

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