配車サービス大手の米Uber Technologiesが「空飛ぶクルマ」によるモビリティー構想を発表してからおよそ3年。同社や新興企業を中心に、航空業界も巻き込みながら実現に向けた動きが加速した。いよいよ大手自動車メーカーが同分野に参入。2023年の商用サービス開始が現実味を帯びてきた。

連載
「空飛ぶクルマ」大激戦
出典:日経エレクトロニクス、2020年3月号 pp.20-21
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目次
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「空飛ぶクルマ」を専門家が格付け、最高評価は老舗メーカーのチルトウイング機
各社が開発中の空飛ぶクルマの実力はどうなのか。ヤマハ発動機の産業用無人ヘリコプター「Rmax」や、チルトウイングによる垂直離着陸試験機などの開発経験を持つ専門家が、航続距離、最大積載量、垂直離着陸の能力、騒音、安全性などの観点で公開情報を基に機体を分析した。(日経エレクトロニクス)
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世界に広がる「空のウーバー包囲網」、出遅れの日本勢は有人飛行で巻き返し
Uber一色に染まりつつある次世代のUAM(Urban Air Mobility)業界。だが、米国や欧州、中国といった各地で、独自のeVTOL機を軸に、UAMサービスまでを構築する動きがある。数十億円~100億円ほどの投資を得た新興企業やAirbusといった航空機大手だ。遅れていた日本勢も急ピッチ…
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空のMaaS支配目指すウーバー、機体開発はトヨタ出資のベンチャーか
次世代のUAM(Urban Air Mobility)の実現に向けた米Uber Technologiesの勢いが止まらない。機体メーカー8社を中心にさまざまな分野の企業と協業してエコシステムを拡大しながら、2023年の商用サービス開始に向けてアクセルを踏む。Uberと協調しつつ、機体メーカーも、空…
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「空飛ぶクルマ」は23年に商用化、ウーバーが開拓した市場にトヨタも参入
配車サービス大手の米Uber Technologiesが「空飛ぶクルマ」によるモビリティー構想を発表してからおよそ3年。同社や新興企業を中心に、航空業界も巻き込みながら実現に向けた動きが加速した。いよいよ大手自動車メーカーが同分野に参入。2023年の商用サービス開始が現実味を帯びてきた。