全1509文字
PR

技術士第二次試験の筆記試験の実施日が9月に決まった。試験の開始時間や新型コロナウイルスの感染防止対策など、例年と異なる点が多いので注意が必要だ。合格に向けてスケジュールを立て直し、万全の体制で試験に臨もう。(日経コンストラクション)

1.試験当日までの心構え

 新型コロナウイルスの感染拡大によって延期されていた技術士第二次試験の筆記試験が2020年9月22日(総合技術監理部門は21日も)に実施される(図1)。日程が明確になったので、試験当日までに残された期間のスケジュールを立て、しっかり管理したい。

図1■ 2020年度の技術士第二次試験の日程
図1■ 2020年度の技術士第二次試験の日程
(資料:日本技術士会)
[画像のクリックで拡大表示]

 日本技術士会が20年7月17日に発表した見直し後の試験実施要領には、いくつか変更点がある。一連の変更に対応するための準備が必要だ。以下に試験当日までの心構えを示す。

 まず、試験時間は正午から午後6時までだ。休憩時間は午後2時からの30分しかない。試験開始の10分前までに着席する必要があるので、実際は15分程度しか休めないだろう。例年は午前10時から試験が始まり、昼食などのために60分間の休憩時間が確保されていた。

 建設部門の試験では、休憩時間の前後の試験はいずれも記述式だ。600字詰めの答案用紙3~6枚に論文を書き続けなければならない。手書きに不慣れな受験者にとっては、肉体的にも負担が大きい試験になるので注意を要する。試験時間内に解答できるように、事前に手書きの練習をしておく。使いやすい筆記用具を選ぶなど、疲労を軽減する方法を確認しておきたい。

 次に、自然災害にも注意が必要となる。筆記試験を実施する9月は、台風が頻発する時期と重なるからだ。日本技術士会は20年度から、自然災害が発生した場合などに、試験地ごとに中止の判断をできるようにした(図2)。

図2■ 試験中止の判断基準
図2■ 試験中止の判断基準
(資料:日本技術士会)
[画像のクリックで拡大表示]

 試験の中止は、よほどのことがない限り起こらないと思われる。それでも、災害の発生によって交通機関が乱れるといったトラブルが生じる可能性は小さくない。

 少なくとも、試験会場に到着できない事態や遅刻する事態は避けるようにしたい。荒天が予想される場合は、早めに自宅を出発する。一番安心なのは、会場の近くでの前泊だ。試験は1年に1回しかない。試験前日までの戦略が明暗を分ける。