米人工知能学会の国際会議「AAAI-20」がニューヨークで開催され、世界の人工知能(AI)研究者が集まった。招待講演では「深層学習のゴッドファーザー」と呼ばれるヤン・ルカン氏、ジェフリー・ヒントン氏、ヨシュア・ベンジオ氏の3人がそろって登壇し、AI領域で次に解決すべき課題を示した。
深層学習を含む現在のAIが、人間並みの論理的思考を可能にする「Human-level AI」へ進化するために必要なピースと何か。現地で交わされた議論の中身を明らかにする。
米人工知能学会の国際会議「AAAI-20」がニューヨークで開催され、世界の人工知能(AI)研究者が集まった。招待講演では「深層学習のゴッドファーザー」と呼ばれるヤン・ルカン氏、ジェフリー・ヒントン氏、ヨシュア・ベンジオ氏の3人がそろって登壇し、AI領域で次に解決すべき課題を示した。
深層学習を含む現在のAIが、人間並みの論理的思考を可能にする「Human-level AI」へ進化するために必要なピースと何か。現地で交わされた議論の中身を明らかにする。
米人工知能学会が2020年2月上旬に米ニューヨークで開催した年次国際会議「AAAI-20」で発表した研究者の大半は、米国または中国からの参加者だった。折からのウイルス禍の影響で、音声やビデオを通じたリモートの口頭発表も目立った。その中で、少数ながら日本の企業や研究機関からの発表も見られた。
「ゲームAIの開発者が再現しようとしている『人間の知性』とは、動くゴールポストのようだ。『チェス世界王者に勝つ』などの目的を達成しても、しばらく経てば『知性』とは言われなくなってしまう」(パネルディスカッションのモデレーター)。
米人工知能学会の年次国際会議「AAAI-20」が2020年2月上旬、米ニューヨークで開催された。「深層学習のゴッドファーザー」と呼ばれるヤン・ルカン氏、ジェフリー・ヒントン氏、ヨシュア・ベンジオ氏の3人が招待講演でそろって登壇し、次に解決すべき「課題」を示してみせた。