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 ホンダが2020年2月21日に日本で発売した中型セダンの新型「アコード」は、ボディー骨格にホットスタンプ(高張力鋼板の熱間プレス材)を使わずに、衝突安全に対応した(図1)。

アコード
図1 新型「アコード」
(撮影:日経Automotive)
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 2013年6月に日本で発売した先代車(9代目)は、側面衝突時に乗員室を変形させないため、センターピラーの上部やサイドシルに、引っ張り強さが1.5GPa級のホットスタンプを使っていた。

 フロントフレームやフロントピラー、ルーフ・クロスメンバーなどには、440M~980MPa級の高張力鋼板(冷間プレス材)を適用。高張力鋼板の使用比率(質量比)は55.8%だった(図2)。

先代車のボディー骨格
図2 先代車のボディー骨格
(出所:ホンダ)
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 これに対して10代目となる新型車は、1.5GPa級のホットスタンプを使用せず、590M~980MPa級の高張力鋼板をボディー骨格に適用した。先代車でホットスタンプを使っていたセンターピラーは、780MPa級に強度を下げた。

 サイドシルも先代車ではホットスタンプを使っていたが、新型車では980MPa級に変更した。高張力鋼板の使用比率は49%となり、先代車より6ポイント以上下がった。高張力鋼板の使用比率を下げながら、新型車のボディー骨格の質量は先代車より5%軽い。

 側面衝突に対応するため最近のボディー骨格では、センターピラーに1.5GPaのホットスタンプを使う場合が多い。中型車だけでなく、小型車にも採用が進んでいる。

 ホンダが2020年2月に発売した新型「フィット」や、トヨタ自動車が2020年2月に発売した新型「ヤリス」は、センターピラーに1.5GPa級のホットスタンプを適用する。

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