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 スウェーデンEricssonは2020年2月27日、DSS(Dynamic Spectrum Sharing、動的周波数共有技術)を使ったソリューション「Ericsson Spectrum Sharing(ESS)」の商用提供開始を発表した(Ericssonのニュースリリース)。同社が2015年以降に発売した5G無線装置すべてに対応。ソフトウエアをアップグレードすることで、ユーザー要求に基づいた1ミリ秒単位での動的な周波数帯割り当てにより、同一周波数帯域を使った4G/5G双方のサービス提供を実現する。これにより、既存の装置・周波数帯を活用した広カバレッジの5Gサービスと効率的な周波数帯利用が可能となり、大規模な5Gサービスを迅速かつ低価格に提供できるようになるとしている。

出所:Ericsson
出所:Ericsson

 同社によると今後の12カ月で、同社のサポートを得て商用5Gサービスを進めるプロバイダーの80%以上が同ソリューションを導入するという。例えばスイスSwisscom、オーストラリアTelstra、カタールOoredoo、ポーランドPlayなどの事業者である。

出所:Ericsson
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 加えて同ソリューションに関しては、Snapdragon 865/765プラットフォーム(関連記事1)やSnapdragon 5Gモデム-RFシステムを提供する米Qualcomm、Dimensity 1000 (関連記事2)を提供する台湾MediaTekなどの半導体ベンダーのほか、ソニーや韓国LGエレクトロニクス、中国Oppo、Xiaomi、vivo、台湾WNC(Wistron NeWeb Corp.)などの端末メーカーと協力して、全世界規模で展開する。

 なお、Ericssonの周波数共有技術は、MWCを主催するGSMAが毎年発表するアワード「Global Mobile (GLOMO) 」において、 「Best Mobile Technology Breakthrough」(Companies > $10million Annual Global Revenue)を受賞した(GSMAのニュースリリース)。例年通りなら同アワードは、開催中止に追い込まれた「MWC Barcelona 2020」で発表されるはずだった。