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 技術士第二次試験の受験申込時に提出する業務経歴票には、経験業務の内容(技術的課題、解決策など)を詳細に書く必要がある。2020年4月の時点で作成する業務経歴票は最終的に口頭試験で重要なポイントとなるためだ。日経コンストラクション3月23日号では総合技術監理部門を除く技術部門の業務経歴の書き方をお伝えした。ここでは総合技術監理部門について伝授する。

(関連記事:技術士一直線2020第2回 受験申込時の書き方「高等の専門的応用能力をアピール」)

 19年に制度改正のあった技術士第二次試験だが、総合技術監理部門の必須科目には変更がないので基本的には例年のままでよい。ただし、4月1日に配布が始まる業務経歴票の様式が変更になるケースがあるので注意したい。19年までの様式を用いて、業務経歴票の作成方法を紹介する。

(1)受験申込書は口頭試験の第1段階

 第二次試験は筆記試験のみでなく、口頭試験に合格して初めて真の合格者となる。口頭試験の試験官は、手元に受験申込書の写しを置き、業務経験の内容を確認する。つまり、業務経験を適当に書いたり内容を吟味しなかったりすれば、口頭試験での失敗へとつながることになる。

 受験申込書は他の資格試験の申込書と違い口頭試験の第一歩であると認識し、注意深く記入することだ。以下に記入上の注意点を示す。

(2)総合技術監理部門は立場に合わせた管理技術が重要

 総合技術監理部門以外の技術部門の二次試験はすんなり合格しても、総合技術監理部門になかなか合格できない受験生が本当に多い。原因の多くは通常の第二次試験の延長で受験するからだ。

 総合技術監理部門は技術士の部門の1つだが、試験で求められる内容は通常の二次試験とは全く異なる。総合技術監理部門を除く技術部門の二次試験では、自分の体験した業務の1つの技術的問題に対して解決策を答えればよい。しかし、総合技術監理部門は業務における様々な問題(人材、費用、安全、環境など)以外に、業務を取り巻く社内外の問題をうまく解決しなければならない。

 例えば、あるプロジェクトでリーダーになり技術的な問題を解決して、技術士の建設部門に合格したとしよう。この問題解決に当たって、自らの技術力で解決に導いた。

 しかし、総合技術監理部門で求められる管理能力とは、そのプロジェクトにおいてその課題を解決するためにどれだけの経営資源(人、物、金)を投入したのか、安全はどう担保したのか、環境面ではどうだったか、など自身の管理能力をアピールしなければならない。

この記事は日経コンストラクション技術士試験対策会員限定です