全2656文字

無料Wi-Fiの利用も注意が必要

 私物スマホの通信費は社員が払っている。最近は携帯電話事業者が追加料金なしで使えるWi-Fiサービスを加入者向けに提供しており、買い物客に無料でWi-Fiサービスを提供する商業施設も増えている。これらのサービスを併用する前提で、安い料金プランを契約する人もいる。

 だが全てのWi-Fiサービスが安全面で配慮されているとは限らない。通信を暗号化していないケースもあるし、攻撃者が名の知られたWi-Fiサービスのアクセスポイント名(SSID)をかたった「偽の」アクセスポイントを設置して接続してくるのを待ち構えている可能性もある。

 つまりBYODを導入するならば、こうしたWi-Fiサービスの利用によって生じるリスクも考慮する必要がある。結論は「社内と自宅以外Wi-Fi接続禁止」「自動接続禁止、安全性を確認できたWi-Fiだけ接続可」など企業によって異なるかもしれないが、いずれにしてもルールや方針を新入社員に説明しておくべきだろう。

Wi-Fiに自動接続しないよう設定しておくのも1つの考え方だ
Wi-Fiに自動接続しないよう設定しておくのも1つの考え方だ
[画像のクリックで拡大表示]
鈴木 朋子(すずき ともこ)
ITライター・スマホ安全アドバイザー
ITライター・スマホ安全アドバイザー。ソフトウエア開発会社のSEを経てフリーランスに。SNSやアプリなどスマートフォンを主軸にしたサービスを行っており、書籍や雑誌、Webに多くの記事を執筆。スマホネイティブと呼ばれる10代のIT文化に詳しい。All About(オールアバウト)iPhone・SNSガイドも務める。著作は『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)、『今すぐ使えるかんたん文庫 LINE & Facebook & Twitter 基本&活用ワザ』(技術評論社)など20冊以上。