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 スマホの普及に伴ってTwitterやInstagram、FacebookなどのSNS(交流サイト)を使う人も珍しくなくなった。新入社員は学生時代からSNSで友人とコミュニケーションしてきた世代だ。SNSを使いこなす半面、あまりにも身近なため社会人としてうかつな投稿をしてしまうかもしれない。それが原因で「炎上」すると、火消しをするのが非常に難しくなる。

 そこで今回は、SNSの利用に関して新入社員に注意すべき事柄をおさらいする。

新入社員に過去アカウントの非公開を推奨する

 今どきの新入社員は早ければ中学生からスマホを使い始めており、高校生の頃にSNSでの交流が当たり前になった世代だ。日常的にLINEで友人や家族と連絡を取り、Twitterは用途別に複数のアカウントを使い分けている。大学生になってInstagramを使い始めた人も多数いるだろう。そして、これらのSNSを現在もプライベートで利用しているはずだ。Facebookの利用率は低いが、アカウントだけ持っている人は少なからずいる。

 SNSの利用を禁止するのか条件付きにするのかといった点は、会社のポリシーによって異なる。しかし、学生時代のアカウントをそのままにしておくのはあまりお勧めできない。削除する必要はないが、非公開アカウントへの変更を推奨するとよい。そして非公開アカウントでもプロフィル画像とプロフィル文は誰からでも見えるため、無難なものにするよう新入社員に勧めておきたい。拡散力があるが故に炎上しやすいTwitterは特にだ。

 なぜ入社前に作ったアカウントまで警戒するのかというと、一度炎上してしまうと氏名や推測できるハンドルネームでネットを検索して全てのSNSやブログを洗い出し、まとめサイトを作る人がいるからである。一つ一つに出している情報が少なくても、総合的に検証すると簡単に個人情報が特定されてしまう。もしかすると入社できる喜びから社名や本社の住所などを記載しているかもしれない。勤務先が明らかになると、炎上を招いたのが個人としての発言であっても入社前の発言であっても、企業はダメージを受ける。

 一度まとめサイトが作られてしまうと、社名をインターネットで検索した際にいつまでも表示される可能性がある。まとめサイトが海外のサーバーで運用されていると、法的に削除を申請しても対応されないこともあるのだ。個人アカウントといっても、会社への影響は少なからずあるのが実情である。新入社員には、過去のSNSアカウントの設定や内容を見直してもらおう。

学生時代から使っているアカウントには、企業に不利益な投稿が残っている可能性がある
学生時代から使っているアカウントには、企業に不利益な投稿が残っている可能性がある
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