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(筆者撮影)
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 2020年4月21日に米アップル(Apple)からiPad Pro用の純正ハードウエアキーボード「Magic Keyboard」が発売された。以前から販売されている「Smart Keyboard Folio」との大きな違いは、トラックパッド(タッチパッド)を搭載している点だ。

 製品が発表された時点では5月に発売するということだったのでうれしいサプライズだった。予約開始が伝えられた4月15日の早いうちに予約した人は、さらに1日前倒しで4月20日に届いたようだ。筆者は半日ほど遅れて予約したため受け取りは24日だった。

 半月ほど使った素直な感想をお届けしたい。

iPadが宙に浮かぶ斬新なデザイン

 筆者はモバイルでの作業に普段から「iPad Pro+ハードウエアキーボード」の組み合わせを使っている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出を控えている現在は、気分を変えてリビングで仕事をする際にもこの構成で使うことが多い。またフロントカメラの性能がパソコンよりも格段に高いので、ビデオ会議の際にはパソコンではなくiPad Proを使うようにしている。

 iPad自体にそれなりの重さがあるため、iPadを支えるスタンドの役割も果たすキーボードは、iPadが背面側に倒れてしまわないように支える仕組みが必須だ。

「Magic Keyboard」はキーボード側から「iPad Pro」が浮かんだ状態で固定されるデザインが特徴。かなり安定しており、通常の使い方では簡単に背面側に倒れ込むことはない
「Magic Keyboard」はキーボード側から「iPad Pro」が浮かんだ状態で固定されるデザインが特徴。かなり安定しており、通常の使い方では簡単に背面側に倒れ込むことはない
(出所:アップル)
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 以前から販売されているSmart Keyboard Folioは背面保護側の下3分の1ぐらいが折れ曲がってスタンドになり、iPad Pro本体を支えている。

これは「Smart Keyboard Folio」。このままのデザインだと、キーボードをiPad側(奥側)に寄せてもトラックパッド用に確保できるスペースは狭くなる
これは「Smart Keyboard Folio」。このままのデザインだと、キーボードをiPad側(奥側)に寄せてもトラックパッド用に確保できるスペースは狭くなる
(出所:アップル)
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 Magic Keyboardも背面側がスタンドになるのだが、Smart Keyboard Folioと大きく異なるのは、iPad Proの底辺がキーボード側に接しておらず、浮かぶように支える点だ。iPad Proを浮かせたままで固定する部分をアップルは「フローティングカンチレバー」と呼んでいる。

 Magic Keyboardはキーボードの手前にトラックパッドを搭載しており、その分キーボードの位置をiPad Pro側に寄せなければならない。Smart Keyboard Folioの仕組みのままに同じことをしようとすると、キーボードをiPad Pro側にギリギリまで近づけても、確保できるトラックパッドスペースはMagic Keyboardよりも狭くなってしまう。また奥側のキーはタイプしにくくなるだろう。

 Magic KeyboardはiPad Proを浮かせることによって、キーボードをさらに奥に配置し、トラックパッドスペースを確保している。さらに奥のキーも操作しやすくなっている。

 しばらく使っていて気がついたことだが、iPad Proが浮かんでいる分、目とディスプレーの距離が短い。MacBook Airと並べて比較してみると、5cmほど短かった。筆者には画面をのぞき込む姿勢が改善されて首や肩が楽に感じられた。

「MacBook Air」とキーボードの位置をそろえて並べると、iPad Proのディスプレーはユーザーの顔に近い位置になる。5cm程度だが、その分画面をのぞき込まない姿勢になり楽に使えた
「MacBook Air」とキーボードの位置をそろえて並べると、iPad Proのディスプレーはユーザーの顔に近い位置になる。5cm程度だが、その分画面をのぞき込まない姿勢になり楽に使えた
(筆者撮影)
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