
NE Special Report
目次
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着る扇風機、9枚の羽根で静かになめらかに送風
暑熱対策製品(2)
一方、電動ファン付きウエアの注目製品は、アイリスオーヤマの「クールウェア」と、アシックスの「AIR CONDITION WEAR」だ。
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スマホで激増のBAWフィルター、両面実装や2階建化が必須に
MEMSのウエハーレベルパッケージングの基礎 第3回
半導体製品の製造工程を活用し、シリコンウエハーなどに微小な可動部品を構築するのがMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)である。このMEMSは、ウエハー内に微細部品が動作するための極小空間を設ける点でICのような半導体製品と異なる。この構造の違いによって、MEM…
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着るクーラーや扇風機の市場が急拡大、ペルチェ素子や気化熱を利用
暑熱対策製品(1)
夏の暑い日に、主に屋外で使って体を冷やす「暑熱対策製品」の市場が活況を呈してきた。昨年は手持ち式扇風機がブームになったが、今年は「首を冷やすクーラー」の新コンセプトや、ミストを噴霧する携帯型装置も登場。製品の高度化が進むとともに、ソニーなど大手企業が続々と参入し、“戦国時代”を迎えようとしている。
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実装面積を小さくする、慣性センサー封止のあれこれ
MEMSのウエハーレベルパッケージングの基礎 第2回
半導体製品の製造工程を活用し、シリコンウエハーなどに微小な可動部品を構築するのがMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)である。このMEMSは、ウエハー内に微細部品が動作するための極小空間を設ける点でICのような半導体製品と異なる。この構造の違いによって、MEM…
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MEMSの封止は、構造物の保護とコスト低減の両立がカギ
MEMSのウエハーレベルパッケージングの基礎 第1回
半導体製品の製造工程を活用し、シリコンウエハーなどに微小な可動部品を構築するのがMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)である。このMEMSは、ウエハー内に微細部品が動作するための極小空間を設ける点でICのような半導体製品と異なる。この構造の違いによって、MEM…
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Apple Siliconへの布石 iPad Proの「A12Z Bionic」を分析
自社製プロセッサー「Apple Silicon」を発表し、「脱Intel」を示した米Apple。そのApple Siliconの動作デモに使われたのは、2020年3月発売の新型「iPad Pro」のアプリケーションプロセッサー「A12Z Bionic」だった。新型iPad Proに搭載されたA12…
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酸化ハフニウムベースの強誘電体素子に注目集まる―VLSIシンポ
2020年のVLSIシンポジウムは、実用化済み、または実用化寸前の技術の発表が減り、基礎研究への回帰色が強かった。3種類の強誘電体素子は実用化までの距離に差が出始めた。2値のニューラルネットワーク「BNN」を米Intelが発表するなど、現在の数百倍という超省エネルギー技術の実用化が見えつつある。
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成長分野の産業ドローン、品質で国産に勝ち筋
国産ドローンの逆襲:後編
とは言え、ドローンに関する日本の動きは遅きに失しないのか。DJIは既に1万3000人もの社員を抱える“巨人"であるし、中国には100社以上のドローンメーカーがひしめくと言われる。今から追い付き追い越せるのか…。
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「国産ドローン」の逆襲、中国一強化の脅威に政府主導で対抗
国産ドローンの逆襲:前編
“競技のルール"が変わる─。中国DJIがホビーや空撮用途で圧倒的な地位を築いてきたドローン市場に大変化が訪れる。ゲームチェンジャーは「産業ドローン」。インフラの点検や測量、物流、警備などの分野で“空の産業革命"を起こす。深刻な人手不足や高齢化に直面する日本で鍛えたドローン活用が、中国を抜き世界をリ…
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新型iPad ProのLiDAR部を分析 ソニーの新型センサーを活用
目的のLiDARモジュールは、背面カメラ部の2つのカメラと一体になって金属ケースに収められていた。この金属ケースを外すと、樹脂製のケースに覆われたLiDARモジュールが現われた。
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新型iPad Pro分解 旧型を踏襲するも3眼カメラ部にLiDAR搭載
2020年3月に発売された新型「iPad Pro」。目玉となっているのが、背面カメラに搭載された「LiDARスキャナー」だ。日経エレクトロニクスは技術者の協力をもとに、実機を分解・分析した。
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耳の特性を使い音の3次元を作り出す「トランスオーラル再生法」
音だって超現実~音場を操り、世界を一変~(5)
以上のように、3Dオーディオには3つの表現方法があるが、オブジェクトベースとチャンネルベースは多数のスピーカーを前提としている。ただ、一般のユーザーは自宅に多数のスピーカーを用意することはできない。そこで、今、各社が力を入れているのが、ステレオスピーカーやヘッドホンのような少ないスピーカーで仮想的…
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物体に音と位置を割り当てるオブジェクトベースが熱い
音だって超現実~音場を操り、世界を一変~(4)
3Dオーディオはオブジェクトベース方式、チャンネルベース方式、シーンベース方式に分かれ、それぞれで開発が進む。こうした方式に、人の耳の音響特性を考慮した音を創る技術を組み合わせることで、少ないスピーカー数で3Dオーディオを実現できる。
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数百個のスピーカーで異空間にいざなう
音だって超現実~音場を操り、世界を一変~(3)
複数のスピーカーで空間全体に音場を創るリッチ3Dオーディオは、既に様々な場所で導入が進んでいる。その1つが車載オーディオである。クルマはリッチ3Dオーディオとの相性が良い。複数のスピーカーをインテリアに内蔵でき、一度設計してしまえば同じ車種で車内の音響特性の設定を共有できるからだ。シートのヘッドレ…
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映像配信・放送で広がるカジュアル3Dオーディオ
音だって超現実~音場を操り、世界を一変~(2)
3Dオーディオが身の回りで広がっている。個人ユースでは映像や音楽配信、放送サービスにおいて、施設を使ったエンターテインメントサービスでは映画館やコンサートホール、テーマパークにおいてだ。
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気がつけば音が3Dに 没入、そして現実改変へ
音だって超現実~音場を操り、世界を一変~(1)
2次元から3次元へ─。電子機器で再生される音の世界が今、大きく変わろうとしている。けん引役は、少ないスピーカーで立体的な音を響かせる「カジュアル3Dオーディオ」である。
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次世代半導体GaNをクルマに実装 船舶や飛行機も狙う
名古屋大学 未来材料・システム研究所 未来エレクトロニクス集積研究センター長 天野 浩氏
真っ青な車体に、次世代半導体材料の窒化ガリウム(GaN)の技術を詰め込んだ「All GaN Vehicle」。2019年10月の「東京モーターショー」にそのクルマは現れた。世界初のGaNインバーター搭載の走行車だ。
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「不便」「不条理」「不意」のテクノロジーで人間性を生み出す
コネル Producer/Founder 出村 光世氏
2020年4月、パナソニックの研究組織「Aug Lab(オーグ・ラボ)」が、忙しく生きる現代人に「ぼーっ」とできる時間を提供するというコンセプトの製品を発表した。風のそよぐ様子を再現するデバイス「TOU」だ。開発に携わったのがコネル(東京・中央)。広告事業を手掛ける傍ら、様々な製品のプロトタイピン…
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原子時計のチップ化が導く、超高精度デジタルツイン
原子の発光スペクトルを活用した超高精度なチップレベルのクロック安定化技術を開発している。これは多数の通信端末から供給される様々なセンシングデータに、シームレスに正確な時刻・位置情報タグ付けすることを可能にし、極めて高精度なデジタルツインを実用的なタイムラグで生成できる。
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これぞ「脳」の実力の片鱗?、DNNからSNNへ
人工知能(AI)の研究は、生体の脳の機能をいかにモデル化(単純化)するかの研究でもある。この2年ほどで、これまでの深層ニューラルネットワーク(DNN)に比べて、より脳に近い「スパイキングNN(SNN)」が、省エネルギーでDNNを凌駕する結果を出すようになってきている。米国のIntel、IBMなどが…