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 東芝は2020年4月16日、グループ全体で同月の営業日を短縮することを明らかにした。もともと営業日だった同月20~24、27、28日を休日とし、同月は17日までの営業とする。製造業各社が在宅勤務や生産調整などの施策で新型コロナウイルスの影響を乗り切ろうとする中、異例ともいえる全拠点休業を決めた東芝の動きは、業界全体に衝撃を与えそうだ。

 休業の対象は、一部の社会インフラ事業などを除くグループ全体の支社や支店、営業所、工場といった国内拠点。もともとの休日と合わせて5月6日までが休日となり、営業再開は翌7日を予定している。

 全拠点休業を決断した理由として、同社は日本政府が4月7日に発令した緊急事態宣言への対応を挙げる。「緊急事態宣言の対象となる7都府県を中心に感染者の拡大が継続していることを踏まえ、国内グループ全体として最大限の接触削減を目指す」(同社)。翌8日に、同社は「全拠点の従業員は原則として在宅勤務」「出社することでしか対応できない業務については感染リスク軽減策を講じた上で遂行」「全世界への海外出張および国内出張の原則禁止」「時差通勤の活用」といった施策を打ち出した。だが、同日以降12日までにグループ全体で計5人の新型コロナウイルス感染者が確認されたこともあり、一層の施策が必要と判断したようだ。

東芝グループにおける新型コロナウイルス感染の状況(出所:東芝)
東芝グループにおける新型コロナウイルス感染の状況(出所:東芝)
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