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 トヨタ自動車とホンダは2020年5月11日(米国現地時間)、米国工場での車両生産を再開した。当面は稼働率を半分程度に抑えて生産台数を調整し、6月をめどに通常稼働に戻すと見られる。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、3月23日から約50日にわたり米国での生産を止めていた両社だが、ようやく“再出発”にこぎ着けた。

図 トヨタ自動車の米国工場
図 トヨタ自動車の米国工場
(出所:トヨタ自動車)
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 車両の生産は再開できたが、米国が新型コロナの感染拡大を抑えられたわけではない。2020年5月11日時点で、感染者数は全米で134万人に上り、死者数は8万人を超えた。全世界で確認された感染者のうち約3割を米国が占めている。工場を動かすトヨタやホンダは、飛沫防止や体調管理を徹底するなど、従業員の感染を防ぐ対応を急ぐ。

メキシコ再開が争点に

 両社は同日、米国に加えてカナダ工場も再開した。当初はメキシコを含む北米3カ国を同時に再開させる計画だったが、メキシコ政府が生産再開を認めておらず、米国とカナダを先行して動かす格好となった。