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 2020年5月18日に中国・固安県をベースとした「グローバルディスプレー産業春季業界動向発表会」がオンライン会議として開催された。8000人を超える多くの業界関係者が視聴した。昨年(2019年)までは、固安の会議場に中国国内や海外から多くの関係者が集い、会議に加えて交流会や工場見学も行われていたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、急きょオンライン会議形式での開催となった(図1)。

 会議冒頭では、中国の政府関係者や主催者に交じり、日本から日本半導体製造装置協会(SEAJ)の牛田一雄会長が挨拶に立った。続く講演では、韓国や中国の業界組織の代表者がそれぞれの立場から状況を報告した。後半のパネルディスカッションでは、中国光学光電子行業協会液晶分会の梁新清秘書長を筆頭にディスプレーパネルメーカーの経営者を含むキーパーソンが登壇。中国ディスプレー業界としての新型コロナ禍への対応を検証し、アフターコロナ(コロナ後)に向けた再出発の方向を模索する内容を議論した。

図1 会議プログラムと会議風景
図1 会議プログラムと会議風景
中国・固安県を拠点に開催され、スタジオ収録映像によって進行した。日本語、英語、韓国語の同時通訳もあり、主催社公表数値で中国語視聴者が7125人、日本語視聴者が822人、韓国語視聴者が246人、英語視聴者が564人で合計8757人。写真は撮影スタジオでの映像、提供は中国光学光電子行業協会液晶分会
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