
新型コロナ、製造業の針路
目次
-
トヨタ、新型コロナ感染者を移送する車両を江戸川区に提供
トヨタ自動車は2020 年4 月27 日、新型コロナウイルス(新型コロナ)感染者を移送する車両を、東京都江戸川区に提供したと発表した。同社の直営販売会社あるトヨタモビリティ東京(東京・港区)が同区からの協力要請を受けて、トヨタのタクシー専用車両「ジャパンタクシー(JPN TAXI)」の改良車を2台…
-
「需要消失が最大の問題」「部品届かず開発中断」「遠隔指導に信頼の壁」、サプライチェーン寸断の先に見える不安
「需要減少に不安を覚える」「海外からテストに使用する部品を調達できず、開発もままならない」──。日経クロステック/日経ものづくりが2020年3〜4月に実施したアンケート調査の自由記述からは、サプライチェーンの寸断の行く先に見える「開発ストップ」や「需要の減少」に不安を覚える声が目立った。2020年…
-
[最新]トヨタ・ホンダ・日産の世界工場、一目で分かる稼働停止マップ(4月27日号)
世界で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受け、自動車メーカーの生産調整が長期化している。トヨタ自動車とホンダ、日産自動車の3社において、どの国・地域の工場でいつまで稼働停止するのか再度マッピングしたところ、前回作成した2020年4月20日時点と比べて、地域間の格差が明確になっていることが分かっ…
-
本社も停止、日産・マツダ・ヤマハ発 相次ぐ異例の臨時休業
輸送機器メーカーの日本拠点に臨時休業の動きが相次いでいる。日産自動車、マツダ、ヤマハ発動機が、2020年4月下旬~5月にかけての一定期間、本社を含む国内の大部分の事業所で操業を休止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、工場の稼働停止から本社という中枢にまで影響が及び始めた。
-
士気向上に一歩前進、日産がスペイン工場を再開へ 商用EVなど生産復旧
日産自動車がスペインで車両生産の再開に向けて動き出した。同社は、2020年3月13日から稼働を止めていたバルセロナ工場を、5月4日から再開する見通し。新型コロナウイルスが欧州で猛威を振るう中、同工場は長らく再稼働の見通しが立たずにいた。同国内での移動制限はしばらく続く見込みだが、一部で滞っていた部…
-
マツダ、新型コロナ対策で全社休業 操業休止を延長
マツダは2020年4月22日、新型コロナウイルス(新型コロナ)の感染拡大を防ぐため、同年4月27日から5月1日まで国内の全事業所を臨時休業すると発表した。また世界の新車販売市場が縮小し、今後の需要を予測することが困難であるため、一部の工場で4月27日以降も生産調整を続ける。
-
トヨタ、新型コロナ感染者を移送する車両を千葉県に提供
トヨタ自動車は2020年4月21日、新型コロナウイルス(新型コロナ)感染者を移送する車両を千葉県に提供した。同県からの協力要請を受け、同社のタクシー専用車両「ジャパンタクシー(JPN TAXI)」の改良車を1台提供した。
-
国内工場の再稼働計画に変調、トヨタ・ホンダ・日産が停止期間を延長
自動車メーカーが工場の再稼働計画の修正を急いでいる。トヨタ自動車とホンダ、日産自動車の3社は、国内工場の新たな稼働停止期間の追加や、再稼働の延期を次々と発表した。
-
新型コロナ感染者を搬送するホンダの車両、導入の動きが加速
新型コロナウイルス(新型コロナ)感染者の搬送用に、ホンダの車両を導入する動きが広がってきた。2020年4月13日に導入した東京都の港区・渋谷区に続き、同年4月17日には同江東区と埼玉県、神奈川県が導入した。同日にはタクシー・ハイヤー事業者の日本交通が、ホンダの車両を使って感染者を搬送する業務を、東…
-
トヨタ・ホンダ・日産の世界工場、一目で分かる稼働停止マップ
新型コロナウイルスの感染拡大で、世界中の自動車工場が生産調整を余儀なくされている。トヨタ自動車とホンダ、日産自動車の3社において、どの国・地域の工場がいつまで稼働停止するのか、一目で分かるようにマッピングした。なお、情報は2020年4月20日時点のもの。
-
新型コロナで見えた“弱点”、ホンダやヤマハ発など数十万台減産か
「生産と開発の両方が停滞しそうだ。毎日もどかしさを感じている」――。ある大手2輪車メーカーの開発担当マネージャーは、ため息交じりにこう打ち明けた。日本の“お家芸”とも呼べる2輪車産業は、この「見えない敵」によってダメージを受け続けている。需要縮小の可能性もでてきた。
-
「販売がかなり厳しい」、日産に容赦ない新型コロナ 米工場を5月半ばまで停止
日産自動車は2020年4月17日、米国に構える全工場の再稼働を同年5月半ばまで延期すると発表した。同年3月20日から工場を止めており、4月下旬の再稼働を目指していた。だが、新型コロナウイルスの感染拡大によって作業者の出勤が難しくなっていることや、新車の需要が縮小していることを織り込み、減産に踏み切…
-
3月はコロナ打撃から回復の兆し、中国のスマホ出荷 5Gスマホは過去最高
新型コロナウイルスの拡大による工場の停止や店舗の休業によって大きな落ち込みを見せていた中国のスマートフォン出荷が復調の兆しを見せている。2020年3月の中国国内のスマホ出荷台数は前年比23.3%減の2175.6万台。前年比56.0%減と大きく出荷台数が落ち込んだ20年2月と比べて回復基調であること…
-
さらに6カ国で工場再開を延期、ホンダ2輪車 牙をむく新型コロナ
ホンダが、新たに6カ国で2輪車工場の稼働再開を遅らせることが分かった。新型コロナウイルスの影響を受け、工場に出勤可能な人手を確保できないことや、部品調達が停滞していることが背景にある。新型コロナの感染拡大に終息の兆しが見えない中、ホンダはグローバルで生産計画の見直しを迫られる。
-
「全拠点原則休業」、東芝が異例の対応 グループで感染者5人
東芝は2020年4月16日、グループ全体で同月の営業日を短縮することを明らかにした。もともと営業日だった同月20~24、27、28日を休日とし、同月は17日までの営業とする。製造業各社が在宅勤務や生産調整などの施策で新型コロナウイルスの影響を乗り切ろうとする中、異例ともいえる全拠点休業を決めた東芝…
-
ダイハツ、国内工場の操業を停止 完成車3工場が対象
ダイハツ工業は2020年4月15日、国内3工場の操業を停止すると発表した。新型コロナウイルス(新型コロナ)の感染拡大によって、東南アジアから調達している一部の部品の入手が困難になっていることに加えて、国内の自動車市場が縮小していることを受けた措置である。
-
スズキ、国内工場の生産停止を延長 海外からの調達部品の不足が続く
スズキは2020年4月15日、国内工場の操業を4月20日以降も停止すると発表した。4月1~17日のうち7日間止する計画の磐田工場(静岡県磐田市)の停止期間を、4月20~28日(稼働日ベースで7日間)まで延長する。
-
ホンダが工場再開を延期、マレーシアの2輪車 長引く新型コロナの脅威
ホンダのマレーシア2輪車工場の再開が遅れることが分かった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2020年3月18日から操業を止めていた同工場の稼働再開を、同年4月28日まで同社は延期する。当初は同年4月14日からの再開を想定していたが、感染拡大に対するマレーシア政府の方針を受けて延期を決めた。工場…
-
900万着の医療用ガウンを量産へ、帝人が日本政府に供給 新型コロナで需要急増
帝人が、医療用ガウンの生産を2020年4月中に開始する。同年6月末までに900万着を量産し、日本政府に供給する計画だ。新型コロナウイルスの感染が世界で広がる中、感染を防ぐための医療用ガウンの需要は急増している。帝人は繊維メーカーとして蓄積した知見を生かし、生産体制を早急に整える。
-
アップルも新型コロナ対策支援で移動データ傾向、グーグルと異なる分析軸で公開
米アップルは2020年4月14日(現地時間)、地図アプリ「Appleマップ」における人々の移動傾向を示すデータの提供を始めた。歩行や自動車、公共交通機関の3種類に関して、コミュニティ内の人々の移動量の変化を表示する。米グーグルに続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けテクノロジー大手がビッグデー…