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無線LANの設計方法をイラストで学ぶ

 企業や店舗でも無線LAN導入が広がっています。実用性が高い無線LANシステムを構築するには、ネットワークの設計に加えて電波に関する設計が必要です。

 アクセスポイント(AP)の最適な台数を算出するための電波設計の方法には、大きく2つの考え方があります。「エリアカバー」と「ユーザーカバー」です。それぞれの特徴をご存じですか?以下のイラストで見てみましょう。

「エリアカバー」は端末の台数や分布状況を考慮せず、エリアのどの位置でも無線LANで通信できるようにする考え方。「ユーザーカバー」は、利用する端末台数や端末分布を考慮する考え方である
「エリアカバー」は端末の台数や分布状況を考慮せず、エリアのどの位置でも無線LANで通信できるようにする考え方。「ユーザーカバー」は、利用する端末台数や端末分布を考慮する考え方である
(イラスト:なかがわ みさこ)
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 エリアカバーは、対象エリア内のどの位置でも無線LAN通信ができるようにする設計方法です。端末の台数や分布状況は考慮しません。電波が届かない場所をなくすよう設計します。主にオフィスの会議室や倉庫/工場、病院など、ユーザー数をあまり考慮しなくてもよい場合に採用します。

 ユーザーカバーでは、利用端末の収容台数や分布状況も考慮した設計になります。「エリア内のどの位置でも接続できる」というのは前提で、それにユーザー数と分布を加味してAPの数や配置を決めていきます。

 「イラストで学ぶ無線LANの基本[設計・構築]」では、このほかにも電波チャネルの自動調整や高密度環境での設計、メッシュを利用したエリア拡張の方法などについて、イラストを交えて解説しています。