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データを読み解く力を身につける

 次は、データ分析に関する知識を取り上げます。

 以下は、「データ分析実務スキル検定」(CBAS)のサンプル問題です。CBASは、データ分析プロジェクトに携わるビジネスパーソンが知っておくべきデータサイエンスの知識を問う試験です。

 問題文の情報を基にグラフを読み解いてみてください。

問題
販売住宅の販売開始から購入されるまでの期間の分布として予想される形はどれか。1つ選べ。なお、販売住宅のうち、市場に出てから数日以内に購入される可能性のある住宅はごくわずかであり、大半の住宅は販売開始からある程度の期間の後に購入されるとする。
(出所:データミックス)
(出所:データミックス)
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A)右に裾の長い分布
B)左右対称に近い分布
C)二峰性に近い分布
D)左に裾の長い分布

 問題文の情報からグラフの形を予想する問題です。読み解くべきポイントは「販売住宅のうち、市場に出てから数日以内に購入される可能性のある住宅はごくわずか」「大半の住宅はある程度の期間の後に購入されている」の2つです。

 この情報から、Aの「右に裾の長い分布」とCの「二峰性に近い分布」は該当しないことが分かります。Aは販売開始直後に大半の物件が購入されていることを示し、Cは物件購入の波が2回あることを意味します。どちらも、問題文の記述に合いません。

 残るのはBとC。Bのように左右対称の分布は「大半の購入が発生するまでの期間と売り切るまでの期間が同じ」ことを表しますが、問題文からは読み取れません。問題文の記述と最も合うのは、Dの「左に裾の長い分布」になります。

 「実務で使えるデータ分析講座[データの準備]」では、データ分析で有益な結果を出すためのノウハウを解説しています。理解度をチェックするための、CBASのサンプル問題も掲載しています。