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2020年4月25~27日

<電機・通信>

  • 京セラの2020年3月期連結決算、売上高は前期比1.5%減の1兆5990億円、営業利益は同5.7%増の1001億円。在庫調整長期化や新型コロナウイルスの影響で売り上げは減ったものの、前期に計上した構造改革費用などの影響(約685億円)がなくなったこともあり増益となった。2021年3月期は減収・減益を見込む。(4月27日)
  • ルネサス エレクトロニクスの2020年12月期第1四半期(1~3月)連結決算、売上高は前年同期比19.0%増の1787億4300万円、営業利益は133億1300万円(前年同期は13億7000万円の損失)。2019年3月に買収を完了した米IDTの売上高が計上されたことや、前年同期に行っていた流通在庫の調整が完了したことなどが増収の理由。増収に伴って損益も改善した。2020年12月期通期の業績予想は「合理的な算定が困難」として開示していない。(4月27日)
  • パナソニック、2020年3月期連結売上高の予想値を下方修正。7兆4500億円を見込む。前回(2月3日)発表値から2500億円の減少。新型コロナウイルスによる需要減や、工場稼働停止などによる販売機会損失が理由。営業利益の予想値は据え置いた。(4月27日)
  • JVCケンウッド、2020年3月期連結業績予想値を下方修正。売上高は2900億円、営業利益は40億円を見込む。2019年4月26日発表の期初予想値から、それぞれ200億円、34億円の減少。新型コロナウイルスや為替の影響が理由。(4月27日)
  • 村田製作所、グループの富山村田製作所の工場で勤務する従業員1人の新型コロナウイルス感染を発表。4月24日に富山県内で確認された感染者(同日に富山県が公表)の濃厚接触者。25日にPCR検査を行い、感染を確認。翌26日まで富山村田製作所の操業を停止。関連施設は消毒。(4月25日)
<自動車>
  • トヨタ自動車、インドネシアの2工場の稼働を再開。通常は2直体制だが、当面は1直体制で生産する。(4月27日、関連記事
  • SUBARU、停止中の国内車両工場2拠点の生産を5月11日に再開すると発表。稼働時間を通常の2直体制から1直体制へと半分に減らす。生産調整は同月29日までの予定。(4月27日)
  • スズキ、2020年3月期連結決算の発表を5月26日に延期。当初は同月中旬を予定していた。(4月27日)
  • ダイハツ工業、本社地区の従業員1人の新型コロナウイルス感染を発表。在宅勤務中に同居家族から感染したとみられる。(4月27日)
  • トヨタ自動車、自動車競技の相次ぐ中止に伴い、オンラインの競技「TGR e-Motorsports Fes」を4月29日に開催すると発表。小林可夢偉選手など13人が、自宅やスタジオから「グランツーリスモ」で競う様子を配信する。(4月27日)
<機械・素材>
  • 大王製紙、不織布マスクの国内自社生産を開始。子会社のエリエールプロダクトに1ラインで月1300万枚を生産可能な設備を導入し、4月末に生産を始める。月産400万枚で運転を開始し、感染対策でマスクを必要とする機関や施設などに優先して供給する。設備を増強し、7月には月2600万枚まで生産可能枚数を増やす。(4月27日)
  • IHI、2020年3月期連結決算の発表を5月後半に延期。当初は同月12日を予定していた。具体的な日程が決まり次第、改めて公表する。(4月27日)
  • 椿本チエイン、2020年3月期連結決算の発表を延期。当初は5月8日を予定していた。具体的な日程が決まり次第、改めて公表する。(4月27日)
  • 三菱マテリアル、2020年3月期連結決算の発表を5月27日に延期。当初は同月13日を予定していた。(4月27日)
  • フジクラ、2020年3月期連結決算の発表を5月28日に延期。当初は同月12日を予定していた。(4月27日)
<国内全般>
  • 日本交通、東京都内で料理宅配サービスを4月25日に開始。5月13日までの期間限定。配送エリアは東京23区、武蔵野市、三鷹市。国土交通省がタクシー事業者による有償貨物運送を特例的に認める通達を4月21日に出し、日本交通が翌22日に都内第1号として許可されていた。(4月27日)
<海外>
  • 米ボーイング(Boeing)、ブラジルのエンブラエル(Embraer)との事業統合を中止。期限の4月24日までに交渉がまとまらず。
トヨタ自動車がモータースポーツの魅力を発信するために開設した「e-Motorsports Studio」(出所:トヨタ自動車)
トヨタ自動車がモータースポーツの魅力を発信するために開設した「e-Motorsports Studio」(出所:トヨタ自動車)
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2020年4月24日

<電機・通信>

  • 三菱電機、N95マスク10万枚や消毒液などを医療機関に寄付。5月中旬からは兵庫県と愛知県の拠点で自社向けフェースガード(医療用ではない)を内製し、市場調達を減らす。社外への提供も検討。1億円の支援金寄付も決めた。
  • KDDIとソフトバンク、25歳以下の利用者を対象に追加データの購入料金を50Gバイトまで無償化する取り組みを1カ月延長する。学生のオンライン授業支援のため。当初は4月末までとしていた。NTTドコモは同様の取り組みを5月末まで実施。
  • アルプスアルパイン、2020年3月期業績予想値を下方修正。売上高は8105億円、営業利益は267億円を見込む。前回(1月30日)発表値からそれぞれ335億円、143億円の減少。新型コロナウイルスの影響による売り上げ減少や操業度低下が理由。併せて、決算の発表を5月8日に延期。これまでは4月末日としていた。
<自動車>
  • トヨタ自動車、米国工場の稼働再開を発表。5月4日の週から段階的に生産を再開する。同社は3月23日~5月1日までを工場の稼働停止期間に設定しているが、生産再開については状況を見て判断するとしていた。
  • デンソー、2020年3月期業績予想値を下方修正。売上高は5兆1500億円、営業利益は610億円を見込む。前回(1月31日)発表値からそれぞれ1100億円、2190億円の減少。品質費用の引き当てと新型コロナウイルスの影響が理由。
  • 八千代工業、2020年3月期連結決算の発表を5月13日に延期。当初は4月30日を予定していた。
<機械・素材>
  • 王子ホールディングス、グループ会社でマスクを月200万枚、医療用ガウン向け不織布を月80トン供給へ。マスクは香川県の工場で6月下旬に、不織布は愛知県の工場で5月中旬に生産を始める。
  • ファナックの2020年3月期連結決算、売上高は前年同期比20.0%減の5082億円、営業利益は同45.9%減の883億5000万円。米中貿易摩擦の影響で設備投資需要が減退する中、期末に新型コロナウイルスの影響が重なった。2021年3月期業績予想については、「合理的に予想することが困難」(同社)として、同上期(2020年4~9月)の業績予想を開示。売上高は前年同期比24.2%減の1979億円、営業利益は61.4%減の189億円。
  • 住友ゴム工業、国内工場で生産調整。当初の一斉休日(5月2~5日)に加えて、名古屋工場と白河工場、泉大津工場は4月27日~5月1日および同月6~10日、宮崎工場は4月29日~5月1日および同月7~10日、ダンロップゴルフクラブは4月27、28、30日、5月1日を休日とする。ただし、泉大津工場の医療用精密ゴム部品生産ラインは稼働させる。
  • ヤマハ発動機、5月18~22日を臨時休業に。対象はロボティクス関連の2事業所を除く国内全拠点。船外機生産の2拠点は6月1~15日も操業停止。既に5月1日からの休業を発表していたが、期間を延長した。(関連記事
  • ヤマハ発動機、2020年12月期業績予想について、2月12日に発表していた予想値を取り下げ。「終息の見通しが不透明な上、売上高の減少が見込まれることから算定が困難」(同社)。
  • ニコン、2020年3月期連結決算の発表を5月28日に延期。当初は同月12日を予定していた。
  • カシオ計算機、2020年3月期連結決算の発表を5月22日に延期。当初は同月13日を予定していた。
  • 東レ、2020年3月期連結決算の発表を5月28日に延期。当初は同月13日を予定していた。
  • THK、2020年12月期第1四半期(1~3月)連結決算の発表を5月25日に延期。当初は同月12日を予定していた。
  • 3月のデジタルカメラ世界出荷台数は前年同月比52.2%減の59万7513台。カメラ映像機器工業会(CIPA)の集計値。
<国内全般>
  • 日本政府が全世帯に配布する布マスクについて、受注した伊藤忠商事と興和が未配布分の回収を決定。不良品混入を受けて検品体制を強化。先に配布が始まっていた妊婦向けマスクでも不良品が確認されていた。

2020年4月23日

<電機・通信>

  • オムロンの2020年3月期連結決算、売上高は前期比7.5%減の6779億8000万円、営業利益は同18.6%減の547億6000万円。期初からの米中貿易摩擦の影響に加えて、第4四半期に新型コロナウイルスの影響。2021年3月期業績予想は「新型コロナの影響を精査中で合理的な算定が困難」として、開示せず。
  • NEC、新型コロナウイルスのワクチン設計情報を人工知能(AI)で分析。NECとノルウェーの子会社であるNECオンコイミュニティ(NEC OncoImmunity)が個別化がんワクチンの開発に使用しているAI予測技術を適用した。他社と組み、ワクチン開発の加速を支援する。(関連記事
  • ザインエレクトロニクス、グループ企業のキャセイ・トライテックがゲート型顔認証・体温検知ソリューションを発売。マスク着用でも顔認証が可能。
<自動車>
  • トヨタ自動車、ポーランドの工場が順次稼働。4月22日に部分的に稼働を再開したフランスの工場の完成車生産に合わせた操業。ポーランドの工場ではエンジンと変速機を生産。
  • 自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2020横浜/名古屋」が開催中⽌に。横浜は5月20~22日、名古屋は7月8~10日に開催予定だった。延期開催検討も断念。
<機械・素材>
  • 三菱重工業、エアロストラクチャー事業(民間航空機構造Tier1)に関係する名古屋航空宇宙システム製作所(大江工場)の操業を一時停止へ。5月11~29日の期間、10日間を上限として。主要顧客である米ボーイング(Boeing)や、基幹部材サプライヤーの操業状況を考慮した。同事業に関係する他の国内生産拠点についても、航空機産業の需給などに応じて適宜生産計画を見直し。
  • キヤノンの2020年12月期第1四半期(1~3月)連結決算、売上高は前年同期比9.5%減の7823億1200万円、営業利益は同18.7%減の328億7700万円。3月以降、オフィス向け複合機やカメラ、インクジェットプリンターなどの需要が減少。医療機器は、肺炎関連こそ需要が増加したものの、展示会の中止や医療機関への立ち入り抑制で販売に影響。通期業績予想は「収束時期の見通しが立っておらず、合理的な算定は困難」として、期初予想値を取り下げた。
  • 三井金属鉱業、2020年3月期連結決算の発表を5月29日に延期。当初は同月11日を予定していた。
<国内全般>
  • レッグウエアやインナーウエアを手掛けるアツギ、無縫製の洗える布マスクを発売へ。同社製品であるタイツの原料や製造技術を生かした。販売開始は5月15日を予定。ドラッグストアや直営店、自社ECサイトで販売する。
<海外>
  • 米インテル(Intel)の2020年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算、売上高は前年同期比23%増の1980億米ドル、営業利益は同69%増の700億米ドル。データセンター向けが好調。

2020年4月22日

<電機・通信>

  • ソフトバンクグループは、飛沫感染を防ぐためのフェースシールド約80万個、医療用ゴーグル約23万個を海外から調達した。4月末から5月にかけて、利益を上乗せせず国内医療機関に販売する。同社会長兼社長の孫正義氏がTwitterで明らかにした。
  • 日立製作所、企業のテレワーク支援で仮想デスクトップ環境(VDI)サービス「かんたんPrivate DaaS支援パック」を最大半年間、無償提供。期間は2021年3月まで。新規に年間導入契約を締結した顧客が対象。
  • KDDI、新型コロナウイルス感染症対策に向け、位置情報ビッグデータ分析ツール「KDDI Location Analyzer」を全国の自治体へ無償提供。対象は47都道府県および20の政令指定都市。最小10m単位、最短2分単位で位置情報を収集し、道路単位の通行量や店舗の施設来訪者数などを分析可能。
  • シャープ、2020年3月期連結決算の発表を5月19日に決定。従来は未定だった。
<自動車>
  • トヨタ自動車、フランスの完成車工場の稼働を部分的に再開。
  • 日産自動車、スペインで商用電気自動車(EV)などの生産復旧へ。3月13日から稼働停止していたバルセロナ工場を、5月4日に再開する見通し。(関連記事
  • マツダ、国内全拠点で4月27日~5月1日を休業に。既に発表している生産調整は継続。(関連記事
  • ホンダ、インドネシア4輪車工場の稼働再開を5月8日まで延期。当初は4月13~24日の稼働停止を見込んでいた。同国は感染者数が6700人を超え、東南アジアで最も多い(4月21日時点)。
<機械・素材>
  • アイリスオーヤマ、国内でマスクの生産能力増強。角田工場で稼働させるラインの生産能力を1億5000万枚/月に。当初予定は6000万枚/月。(関連記事
  • 山本化学工業、医療従事者向けマスクカバー「ビオラ-3 マスクカバー(白色)」を開発。4月23日に発売。水着などに使う伸縮性素材を使用。顔とマスクの密着性を高め、隙間からウイルスが侵入しにくくなるという。
  • ツインバード工業、4月27、28、30日、5月1、8日を休業に。4月の営業は24日までとし、再開は5月11日を予定。
  • 住友重機械工業、2020年3月期連結決算の発表を5月28日に延期。当初は同月8日を予定していた。
<国内全般>
  • DMM、フェースシールドを1万セット生産し、4月22日から医療現場に無償で提供。DMM.make 3Dプリント事業の知見を生かす。セット内容は、フレーム1個と取り換え用フィルムシール1枚。
<海外>
  • 米アルコア(Alcoa)、アルミニウムを精錬するインタルコ精錬所(米国ワシントン州)の閉鎖を発表。自動車や航空機の相次ぐ生産停止で需要急減。
  • 世界64カ国・地域の3月の粗鋼生産量は前年同月比6.0%減の約1億4710万トン。日本は同9.7%減の820万トンと推定。世界鉄鋼協会による速報値。

2020年4月21日

<電機・通信>

  • シャープ、マスクの個人向け販売を一時休止。4月21日に販売を始めたもののアクセスが殺到。販売サイトがダウンした他、同社製IoT(Internet of Things)家電にも影響が出ていた。対策が取れ次第、再開予定。再開時期は改めて発表する。(関連記事
  • NTTコミュニケーションズやNTT東西、通信トラフィック状況を更新。NTTコムの4月13日の週、平日昼間の通信量は前週比11%増加。
  • オムロン元社長で名誉顧問の立石義雄氏が死去。新型コロナウイルスに感染。80歳だった。
<自動車>
  • トヨタ自動車、新型コロナウイルス感染者移送用の車両を千葉県に1台提供。東京都内の病院に提供済みの車両と合わせて計6台となる。同社の「JPN TAXI」を基に、後方の空気が前方に循環しない「飛沫循環抑制車両」に改造した。トヨタ自動車東日本の東富士研究所で開発し、架装を施した。(関連記事
  • 日産自動車、4月27日~5月1日を休業に。対象は、本社地区と厚木地区、追浜地区、栃木地区などの間接部門で働く約1万5000人。
  • 三菱自動車、2020年3月期連結決算の発表を5月19日に延期。当初は同月13日を予定していた。日程は改めて公表する。
  • ミツバ、2020年3月期連結決算の発表を延期。当初は5月13日を予定していた。日程は改めて公表する。
<機械・素材>
  • 日本製鉄、東日本製鉄所君津地区第2高炉を一時休止へ。5月中旬以降。鉄鋼需要の大幅な減少を受けて。既に瀬戸内製鉄所呉地区第2高炉と、東日本製鉄所鹿島地区第1高炉を一時休止している他、関西製鉄所和歌山地区第1高炉も4月下旬以降に一時休止する予定。
  • 住友ゴム工業、2020年3月期連結決算の発表を5月18日に延期。当初は同月11日を予定していた。
  • 日揮ホールディングス、2020年3月期連結決算の発表を5月19日に延期。当初は同月12日を予定していた。