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 若い世代の合格者が減少傾向にある1級土木施工管理技士。試験が難化していると指摘する実務者は多い。実際に同資格の学科試験の問題を見てみると、問われる領域は広範にわたり、相応の知識が要る。

 一方、近年の学科試験の問題を精査すると、技術的な知識とは別の次元で難しいと感じさせる部分がある。それは、設問で提示される文の読み取りにくさだ。国家試験にもかかわらず、日本語表現の分かりにくい文が散見されている。

 例えば、2018年度の問題Aからの出題。「土工における土量の変化率に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか」という問いに対して、以下の文が選択肢の1つとして用意されていた。「土量の変化率Cは、土工の配分計画を立てる上で重要であり、地山の土量をほぐした土量の体積比を測定して求める」

2018年度問題AのNo.2(資料:全国建設研修センター)
2018年度問題AのNo.2(資料:全国建設研修センター)
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 そもそも、この選択肢の文の意味が分からない。恐らく、後半部分を「地山の土量とほぐした土量の体積比を測定して求める」あるいはその逆に「ほぐした土量と地山の土量の体積比を測定して求める」と表現したかったと考えられるが、真偽は不明だ。指定試験機関である全国建設研修センターに確認したものの、以下で示す設問も含め、試験に関する質問には答えられないとの回答だった。

 土量の変化率Cは締め固めた土量と地山の土量の体積比なので、この選択肢は適当でないと考えられるが、問題の意味を読み取れないという点でも選択肢の内容は適当ではない。この問題の正解の選択肢だったので、得点上の問題はなかったとみられる。