組織のリーダーには部下を正しく導き、確実に成果を出すことが求められます。そのためには、次々と降りかかる問題をテキパキと解決していかなければなりません。優秀なリーダーを目指すあなたに、実践的な問題解決手法を提供します。
HY人財育成研究所 所長

あなたの悩みに答えます
組織のリーダーには部下を正しく導き、確実に成果を出すことが求められます。そのためには、次々と降りかかる問題をテキパキと解決していかなければなりません。優秀なリーダーを目指すあなたに、実践的な問題解決手法を提供します。
世界の覇権を巡る米国と中国の対立が先鋭化し、ウクライナ危機によって製造業におけるサプライチェーン(供給網)の分断が深刻になりつつあります。日本の製造業は部品や材料の調達先としても市場としても中国との結び付きが強く、米国と中国との対立がさらに激しくなると、中国製の部品や材料を使った製品を販売できなく…
前回(2022年10月号)の内容、すなわち、円安が進むと日本の製造コストは世界的にみてそれほど高くない水準となるため、それを日本のものづくりの活性化につなげるべきだという提案はとても興味深いものでした。一方で、グローバル競争はますます激しくなっており、競争力の高い製品を国内で造らないと、結局は世界…
急激に円安が進んでいます。一時(2022年9月7日時点)は1米ドルが144円台まで円が下落しました。大手を中心に日本企業はグローバル化を推進する過程で、為替変動への耐性を付けてきたとは思います。
トヨタ生産方式について聞きたいことがあります。成長を続けているある日本企業が、長年トヨタ生産方式を実践し続けています。近年は中国をはじめ海外の企業で導入ニーズがあると聞きました。
日本の製造業は今、「三重苦」に襲われています。新型コロナウイルス禍の影響による半導体・部品不足に加えて、ウクライナ危機で深刻になった原材料・エネルギーの高騰、そして慢性的な人材不足です。
トヨタ自動車の2021年度の決算は極めて好調でした。売り上げは31兆3795億円、営業利益は2兆9956億円と共に過去最高を記録しました。今や日本で最大の企業であり、世界一の自動車メーカーの地位を揺るぎないものにしています。
開発部門の管理者を務めています。苦労して開発した新技術があり、なんとか実用化させたいと思っています。既存技術よりも性能も品質も上回るはずなのですが、量産の安定性については生産部門の知見に頼る必要があります。
先日、小島プレス工業(愛知県豊田市)がランサムウエア(身代金要求ウイルス)の攻撃を受け、トヨタ自動車の完成車工場が止まった事件がニュースになりました。
新型コロナウイルス禍が長引いている影響で、部品・材料の調達に混乱が生じています。これまでは在庫を極力抑えなければならないと言われてきましたが、今では「とにかく在庫は多めに持て」「世界中から部品・材料をかき集めろ」とガラリと変わりました。
最近、「エンジン車がなくなる」という趣旨の記事を多く見るようになりました。日本自動車工業会の豊田章男会長の「敵は炭素であり、内燃機関(エンジン)ではない」「日本の自動車産業の雇用は守る」との言葉に勇気づけられる一方で、「電気自動車(EV)専業」を宣言する自動車メーカーが増えてきて先行きを心配してい…
トヨタ自動車が電気自動車(EV)を強化する戦略を打ち出しました。ハイブリッド車(HEV)や高効率なガソリンエンジン車に強みを持つ同社が、欧米を中心とした「EVシフト」にならって、いよいよ本格的なEV開発・生産に乗り出すとなれば、部品・材料メーカーにも大きな影響が出そうです。
トヨタ自動車が「仲間づくり」と表現し、クルマの電動化について多くの企業と協業している点に注目しています。スマートシティー「ウーブン・シティ」では、自動車業界の枠を超えて通信や不動産などの企業とも協業しているほどです。
開発部門の管理者を務めています。最近の悩みは、人員が限られているにもかかわらず、開発案件は増える一方であることです。経営陣からは、開発効率を高める施策を打つように言われており、開発メンバー全員で知恵を絞っているのですが、いまひとつ効果がありません。
前回(2021年10月号)、カーボンニュートラル(温暖化ガスの排出量実質ゼロ)対応技術の開発を、多くの企業で協力して生み出すという考えをうかがいました。競合企業を含めて業界全体が直面する課題だからこそ、みんなで協力して技術開発する。
経営陣からの指示で、カーボンニュートラルの実現に向けて具体策を練っています。しかし、難易度が高い上に費用負担も重すぎて、実現可能性に疑問を持っています。良いアドバイスはありませんか。
日産自動車が復活に向けて今、事業構造改革「日産ネクスト」と呼ぶリストラに取り組んでいます。同社が日本の経済に与える影響は大きく、完全復活できるか否かを心配する声が製造業から上がっています。リストラの進捗は順調なようですが、完全復活にはリストラ後に成長軌道を歩めるかどうかがポイントになりそうです。成…
部品メーカーとの関係で悩んでいます。コスト削減のために、部品をできる限り新興国から購入する方針を会社が決定しました。これに従ってコスト競争力の評価リストを作成し、国内の部品メーカーを選別する仕事が私のいる職場に振られました。これまで長く付き合ってきて、時には無理を聞いてくれた部品メーカーとの取引を…
第85回
機械メーカーの開発部門の管理者です。当社は高品質で定評があるのですが、ここ数年、中国企業の製品の品質向上が目覚ましく、競り負けるようになってきました。機械技術だけで勝負するのに限界を感じており、ソリューション分野に活路を見いだしたいと考えています。しかし、当社はそのために必要なデジタル技術に弱く自…
自動車部品メーカーで開発部門をマネジメントしています。従来のCASE対応にカーボンニュートラルへの適応が上乗せされ、新製品開発のハードルが一気に上がりました。会社から与えられた目標を達成する自信がありません。マネジャーとしてどのように対処すべきでしょうか。
世間のカーボンニュートラル(温暖化ガスの排出量実質ゼロ)の流れを受けて、当社では環境技術が重点開発領域に設定されました。これにより、10年先をにらんで開発していた技術の実用化時期の目標が5年ほど前倒しになりました。社内の注目度が高まったのはよいのですが、開発の難易度は変わりません。どうすれば開発を…