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 新型コロナウイルスの感染拡大の問題は、建設コンサルタント会社や建設会社の社員に対する資格取得支援にも変化をもたらした。従来の対面型から、全部または一部の指導をオンライン型に切り替える会社が既に現れているのだ。

 全面的にオンライン指導に切り替えた会社の1つが、オリエンタルコンサルタンツだ。同社は原則として全社員を在宅勤務とする「完全テレワーク」を導入し、資格取得支援もウェブ会議システムによる講義やグループ討議で進めるよう改めた。その結果、従来の資料をコンパクトに作り直す必要が生じた。従来の資料は容量が大きく、ネットワークに加わる負荷が増すためだ。

 五洋建設は1級土木施工管理技士の受験対策で、学科試験のためeラーニングによる自習と模擬試験を実施する方針だ。実地試験の対策も状況に応じてオンライン化し、動画配信による講義などの実施を検討している。

オンラインと対面を併用する会社も

 一方、中日本建設コンサルタント(名古屋市)は在宅勤務の社員を半数程度にとどめ、技術士資格の取得支援でもオンラインと対面の指導を併用している。

中日本建設コンサルタントは、社員の技術士資格の取得を支援する技術士受験講座の全体会議をオンライン化する旨を、グループウエアなどで社員に伝えた(資料:中日本建設コンサルタント)
中日本建設コンサルタントは、社員の技術士資格の取得を支援する技術士受験講座の全体会議をオンライン化する旨を、グループウエアなどで社員に伝えた(資料:中日本建設コンサルタント)
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 同社の「中日本技術士受験講座」は例年、受験予定者を大部屋に集めて取得済み社員の合格体験談を聴かせたり受験申込書の作成を指導したりする全体会議と、取得済み社員が「指導技術士」を担う個別指導とで構成されていた。このうち全体会議と、筆記試験対策の個別指導の一部をオンライン化した。