新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの日本企業が、大規模なテレワークへの移行を突然強いられた。この困難に情報システム部門やユーザーはどのように立ち向かったのか。各社の「テレワーク大作戦」の実像に迫る。

新型コロナに負けるな!我が社のテレワーク大作戦
目次
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リクルートが2万人のテレワーク、チャット活用で経営の意思決定を加速
ビジネスチャットで集約した意見を基に経営レベルの意思決定、経営層が社員の質問に直接答えるオンライン座談会の開催――。リクルートは新型コロナウイルス対策としてのテレワークに取り組むなかで、様々な活用策を広げています。
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MSDが3000人規模で在宅勤務、働き方の課題をアジャイルで解決
製薬会社のMSDは新型コロナウイルス対策として「社員は原則、在宅勤務」としました。出社勤務からの急激な変化で様々な課題が出てくることを見込んで、アジャイル型のプロジェクトチームを結成。業務プロセスの見直しなどで成果を出しています。
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在宅勤務8割が生産性向上したランクアップ、カギは人事と会議の大改革
化粧品メーカーのランクアップは2020年2月から、社員100人を対象に在宅勤務を実施しています。社員が育児と仕事を両立できるような施策を導入し、全社員の約8割は在宅勤務で「仕事の生産性が高まった」としています。人事制度の見直しや会議のオンライン化が奏功しました。
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三井不動産が緊急事態宣言中に社員9割超を在宅へ、陰に新基幹システムあり
三井不動産は2020年春の緊急事態宣言期間中、社員の9割が在宅勤務となりましたが、業務を従来通り進めることができました。理由の1つが、2019年に導入した基幹システムに、ペーパーレス、印鑑レスで仕事を進められる機能を加えていたことでした。
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アフラック生命保険、デジタル化したアジャイルな働き方は「コロナ禍でも強力」
後編
アフラック生命保険はWeb会議などの社内普及に加えて、ここ数年続けてきた「アジャイル型の働き方」が在宅でもできるようにツールの整備や活用を進めている。テレワークで陥りがちなタスクの可視化やコミュニケーション不足といった課題を解決する工夫を凝らしている。
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在宅勤務5000人、アフラック生命保険のツール導入支援はここまでやる
前編
「Web会議に不慣れだ」「マネジメントが不安だ」。在宅勤務を大規模に始めるに当たり、アフラック生命保険は社員や管理職に適切な情報を提供して支援した。活動支援ツールを整備したり、マネジメント手法に関する研修を実施するなどがそれだ。ロボットを使って単身赴任せず働く試みも進める。
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大阪ガスがテレワーク混雑を1カ月で解消、高負荷部分を見極め外部に切り出す
「テレワークする社員数が増え、画面が固まってしまったり、入力が遅れたりしていた」――。大阪ガスのイノベーション本部情報通信部ITインフラ・セキュリティチームに所属する小倉政毅氏は2020年4月における同社のテレワーク環境について、こう振り返る。
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三井化学がグループ4000人規模で同時テレワーク、多段階で強化したITとは
三井化学は2020年春、新型コロナウイルス感染防止対策としてテレワークに取り組む際、人事制度やIT面で様々な措置を講じた。IT施策としては、ノートパソコンの貸し出しや社外から利用できる社内システムの拡大のほか、ITインフラを多段階で強化した。
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コニカミノルタジャパンが3500人で在宅勤務、社員の生産性が落ちなかった理由
2020年2月から新型コロナウイルス対策としてのテレワークを始めたコニカミノルタジャパン。6月に社内調査したところ、社員の8割が生産性を維持もしくは向上させたいう。数年前から取り組んできたテレワーク向けの施策が奏功した。
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積水ハウスはiPad2万台でテレワーク、3つのITでコミュニケーションの課題を解決
積水ハウスはiPadと内製アプリを使って業務の効率化を進めてきた。新型コロナウイルス対策としてテレワークを進める中、社内SNSやWeb会議サービスをiPadと組み合わせて活用。顧客との接点作りにはVRも採用した。
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5700人テレワークでVPNのリソース不足に直面、東京ガスの講じた混雑解消策
東京ガスは2020年4月、在宅勤務が難しい一部の部署を除くすべての社員がテレワークに入った。対象は約5700人で、規模の大きさゆえにVPN接続数などいくつか課題が生じたという。急なシステム増強が難しい中、人事部門やシステム部門は細やかな運用で立ち向かった。
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限られたVPN接続数をどう使う、キユーピーが講じたテレワークの工夫
2020年3月から在宅勤務を拡大したキユーピーは、社内システムにアクセスするVPN(仮想私設網)の同時接続数が十分に確保できるようになるまで、限られた接続数を有効活用する様々な工夫を凝らした。
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損保ジャパンが1.5万人超のテレワーク、「デスクトップ仮想化」を補った工夫
損保ジャパンが1万5000人超という大規模なテレワークに乗り出した。移行までの苦労を乗り切った工夫とは。
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三井住友海上は2万人が在宅勤務、全社員に配った「虎の巻」の中身
三井住友海上火災保険は新型コロナウイルス対策で在宅勤務を段階的に広げてきた。2016年から培ってきたノウハウを生かして、在宅勤務初心者もすぐに取りかかれる「虎の巻」を作成。全社に公開した。
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3000人テレワーク移行の大日本住友製薬、VPN速度問題に「真っ向勝負」
大日本住友製薬に異変が生じたのは4月になり全社員約3000人がテレワークに入ったころだった。直面したのはVPN(仮想私設網)速度問題。この難問に「真っ向勝負」で挑んだ。
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個人情報扱うコールセンターも100%テレワーク、チューリッヒ保険が達成できた訳
個人向け自動車保険などを提供するチューリッヒ保険は、自動車保険のコールセンターのオペレーターほぼ全員をテレワーク勤務とした。
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