(イラスト:Getty Images、CG:Shige)
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 人工知能(AI)、IoT(インターネット・オブ・シングズ)、ドローン、ロボット。先進ITで農業を進化させる「アグリテック」が多方面で進行中だ。農業機械メーカー、食品会社、ITベンダー、ロボットベンチャーなどがそれぞれアイデアを具現化し、百花繚乱(りょうらん)の状態だ。アグリテックは既に効果を上げている。米の収穫量を15%増やす、水田の見回り作業を3割以上軽減する、害虫を見つけてピンポイントで農薬を散布しコストを下げる、といった具合だ。日本の農業を救うアグリテックの先端事例を明らかにする。