ものづくりに携わる上で「今さら聞けない」基礎知識について、製造・サービス業での生産性向上・教育支援を手掛ける生産技術コンサルタントの西村仁氏が解説する。

ジン・コンサルティング代表、生産技術コンサルタント

ものづくりに携わる上で「今さら聞けない」基礎知識について、製造・サービス業での生産性向上・教育支援を手掛ける生産技術コンサルタントの西村仁氏が解説する。
第47回(最終回)
本連載も最終回になりました。前回に引き続き生産管理編として、生産方式と、生産ラインでの“もの”の流し方を解説します。最後に、本連載などで基礎を学んだ後、次の段階で進むべきスキルアップの方向についてお話ししたいと思います。
第46回
受注するうえで、顧客の納期を満たすことは必須条件になります。その一方、顧客の希望納期は、時代とともにますます早まるばかりです。そのための対応策を考えたいと思います。顧客からの厳しい短納期の要求や、予想を超えた多くの数量の注文があった場合でも、在庫をたっぷり持っていれば、難なく対応できます。しかし顧…
第45回
前回は製造原価の算出方法の事例を紹介しましたので、今回はこの製造原価の活用方法を説明します。さらに、原価を最小化する「効率」について見ていきます。
第44回
ここまで8回にわたり「品質管理」をお伝えしてきました。今回と次回は、QCD(品質・コスト・納期)でのQ(品質)の次、2番目のC(コスト)を管理する「原価管理」の基本を紹介します。
第43回
ここまで7回にわたり、品質管理の基本をお伝えしてきました。今回は品質管理編の最終回として、品質の改善に取り組む際のコツを紹介します。
第42回
品質管理と聞けば、統計を思い浮かべる方も多いと思います。統計に関する書籍をめくると、多くの統計手法が紹介されており、難しい計算式の羅列に、まるで数学書を読む思いがします。しかし実務においては、難しい手法を使わなくても、「平均」「範囲R」「標準偏差σ」で多くの問題解決に対応できます。今回は、この3つ…
第41回
前回は品質改善に取り組む具体的な方法として、アイデア発想法の「ブレーンストーミング」、「QC七つ道具(QC7つ道具)」の「パレート図」を紹介しました。
第40回
前回まで、4回にわたって品質管理の基本となる理論を紹介しました。今回からは、その理論を品質管理に生かす手法について解説します。
第39回
前回(2022年5月号)では、良品と不良品の判定基準と、数値による製造品質の管理についてお伝えしました。今回は、品質管理のポイントになる「検査と予防」を紹介します。
第38回
前回(2022年4月号)は、狙いの品質となる「設計品質」と、できばえの品質となる「製造品質」に分けることの必要性をお伝えしました。今回は、製造品質の管理について考えていきたいと思います。
第37回
前回はものづくりに必要な基礎知識として、固有技術(材料知識・加工知識・読図知識)と管理技術(品質管理・原価管理・生産管理)があることと、それぞれの概要について紹介しました。
初回(2019年4月号)から前回(22年2月号)まで35回にわたり「材料編」「加工編」「図面編」として連載を進めてきました。ここで一息ついて、ものづくりにおける技術力を整理したうえで、続編として品質管理編に入っていきたいと思います。
第35回
本連載の図面編では前回まで、立体を第三角法や断面図を使って描く方法、寸法や公差を図示する方法などを解説してきました。図面編の最終回となる今回は、表面の形状的な状態を表す「表面粗さ」の指示と、溶接の指示に用いる記号を紹介します。
第34回
図面の狙い値(基準寸法、図示サイズ)に対して許されるばらつきの範囲を表すのが公差です。前回は、物体の大きさに関する「寸法公差(サイズ公差)」を紹介しました。
第33回
図面に示される大きさや形状に対して、実際に完成した部品などに許される誤差(ばらつき)の範囲を表すのが公差です。この公差には「寸法公差(サイズ公差)」「幾何公差」「はめあい公差」の3種類があります。
第32回
図面に数字や文字、記号で示される情報には、「寸法数値」「寸法補助記号」、狙い値に対して許されるバラツキを表す「公差」、「表面粗さ」「溶接やねじ記号」などがあります。これらの中から、今回はまず寸法数値と寸法補助記号について紹介します。
第31回
前回まで図面を見て立体をイメージする手順を解説してきました。今回からは物体の大きさや表面状態といった情報を図面から読み取る方法を紹介します。
第30回
前回まで、第三角法で描いた図面と、そこから立体をイメージする手順を解説しました。ものの形は基本としては第三角法で表しますが、より読みやすくするための方法として補助図法があります。その補助図法の中でもよく使われる「断面図」を紹介します。
第29回
前回では平面に描かれた図面を見て立体をイメージする手順を、木彫りの手順と照らし合わせながら解説しました。今回は、やや複雑な2つの形状を例題にして、図面から立体をイメージする手順を見ていきましょう。
第28回
前回まで2回にわたって、立体を1枚の紙(図面)に表す方法である「第三角法」について紹介しました。今回は逆に、紙に描かれた図面を見て立体をイメージする手順を紹介します。