手順2 線を写す
次は、削る箇所を鉛筆描きする段階です。第三角法で描かれた図の線を直方体に描き込みます。描き込むルールは、図の水平線は30°の角度で描き写します。これは等角投影図の線が30°で描かれているからです。図の縦線はそのまま縦のまま描き写します。
このルールに従い、まず正面図からスタートします(図4)。底面や左側面などはすでに直方体の線として表されているので、残りは水平線が1本と縦線が1本です。これを直方体の手前左の面に描き込みます。位置は、正面図と同じ感じになるよう、バランスを見て決めます*。
次の側面図では水平線が1本あるので、これを直方体に描き込みますが、始点はすでに直方体に表されています。先ほど正面図を基に入れた水平線の右側の端点です。この点から右上に30°の線を引きます(図5)。最後の、上面図の線は、同じく先ほど描き込んだ縦線の上端が始点になるので、そこから右上に向かって30°の線を引きます(図6)。