
基礎から学ぶものづくり~材料、加工、製図
目次
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炭素鋼の硬軟と焼入れ効果、含有炭素の量に応じて異なる
第7回
ものづくりに関わる技術者に必要な材料の知識として、前回(2019年9月号)は鉄鋼材料の特徴について解説しました。鉄鋼材料は大きく、炭素含有量が0~0.02%の「純鉄」、0.02~2.1%の「鋼」、2.1~6.7%の「鋳鉄」に分類できます。そのうち鋼は、鉄と5大元素(炭素、シリコン、マンガン、リン、…
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鉄鋼材料を基礎から理解、性質を決めるのは炭素含有量
第6回
ものづくりに関わる技術者に必要な材料の知識として、第5回までは「機械的性質」や「物理的性質」、「化学的性質」といった材料に共通する「性質」について解説してきました。今回からは具体的な材料を取り上げて、それらの特徴について解説します。
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金属を腐食する「さび」と、腐食から守る「さび」
第5回
ものづくりに関わる技術者に必要な材料の知識として、前回まで「機械的性質」と「物理的性質」について解説してきました。今回は、化学反応による変化のしやすさである「化学的性質」について解説します。
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ビール大ジョッキは1kgくらい、質量を肌感覚で把握
第4回
「製品や生産設備にはどの材料が適するか、どのように加工すべきか」といったことを判断して選択するためには、材料の「性質」を見定める必要があります。前回(2019年6月号)までは「頑丈さ」や「硬さ」、「粘り強さ」など、外部から力を加えられた時に変形したり、破壊したりする現象に関する「機械的性質」につい…
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「硬さ」と「粘り強さ」を理解しよう
第3回
「製品や生産設備にはどの材料が適するか、どのように加工すべきか」といったことを判断して選択するためには、材料の「性質」を見定める必要があります。前回までの2回では、材料に外部から力を加えたときの変形や破壊のしにくさなどを表す「機械的性質」、つまり頑丈さとして「剛性」と「強度」について説明しました。…
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アルミでも形状の工夫で剛性は鋼より高くなる
第2回
ものづくりに関わる技術者に材料の知識は欠かせません。材料は製品そのものだけでなく、製品を造り出す生産設備や治工具にも使用します。材料の知識として重要なものの1つが「頑丈さ」です。
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“頑丈さ”を示す「剛性」と「強度」の違いが分かりますか
第1回
技術者だけでなく、製造部門の担当者や間接部門の資材購買、品質管理、生産管理の担当者も把握しておかなければならない共通の基礎知識があります。例えば、「材料」や「加工」、「図面」に関する知識は、ものづくりに関わる担当者が仕事をする上で欠かしてはならない基礎中の基礎です。