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 テレワークで自宅のパソコンから会社のネットワークにVPN(仮想閉域網)で接続して作業をしている人もいるだろう。この場合セキュリティー対策が不十分だと、無防備なパソコンを社内LANに直接接続するのと同じ状況になり、危険極まりない。テレワークで使うパソコンは、入念なセキュリティー対策が必要とされる。

 企業によっては、VPNを介して社内ネットワークに接続するパソコンのセキュリティー対策に関するルールを設けている。ルールがあればもちろん従うべきだが、仮になかったり不十分だったりしても、テレワークで使うパソコンは入念にセキュリティー対策をすべきだ。

 そこで今回は、テレワークで使うパソコンに求められるセキュリティー対策を見ていく。

Windows Updateは必須

 テレワークで使うパソコンは、常に最新版のWindowsを利用したい。Windowsは不具合が発見されると、Windows Updateによって対策が施される。Windows Updateはバックグラウンドで自動実行されるので、通常は特に意識しなくてもよい。

 ただ中には、意図して自動実行しない設定にしている人もいるだろう。その場合は手動でWindows Updateを実行する必要がある。手動で実行する場合は、「設定」の「更新とセキュリティ」から「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」をクリックする。

「設定」の「Windows Update」にある「更新プログラムのチェック」で手動実行できる
「設定」の「Windows Update」にある「更新プログラムのチェック」で手動実行できる
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 米マイクロソフト(Microsoft)は毎年、春と秋にWindows 10向けの新しい大型アップデートの配布を始める。ここで注意したいのは、2019年秋に配布を開始したWindows 10 November 2019 Update(Windows 10 Version 1909)以降は、現在利用しているWindows 10のバージョンにおけるサポート期間が終了する直前にならないとWindows Updateで自動適用されないことだ。November 2019 Updateのサポート切れは2021年5月11日なので、まだ1年近い期間が残っている。

 最新版のWindows 10をいち早く使いたければ、大型アップデートを手動でインストールするしかない。大型アップデートの動作要件を満たしている場合、Windows Updateの設定画面に「オプションの更新プログラムがあります」と表示されているはずだ。「今すぐダウンロードしてインストールする」を選ぶと、大型アップデートがインストールされる。マイクロソフトのWebサイトから「Update Assistant」というプログラムを入手し、それを実行してもよい。

マイクロソフトのWindows 10ダウンロードページ(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10)。ここで「Update Assistant」を入手できる
マイクロソフトのWindows 10ダウンロードページ(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10)。ここで「Update Assistant」を入手できる
(出所:米マイクロソフト)
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