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 テレワークをしていると、「Teams」や「Zoomミーティング」といったオンラインで会議ができるツールを利用する機会が結構あるはずだ。パソコンでこれらのツールを利用する際に自分の姿を相手に伝えるには、Webカメラが必要となる。

 今どきのノートパソコンは大半がWebカメラを搭載しており、単体で映像によるコミュニケーションができる。ただしWebカメラは画面の上部にあり、キーボードの正面しか映さない。自分がノートパソコンの正面にいれば問題はないが、ノートパソコンに外付けディスプレーを接続しているときなどは正面で使うのが難しい。しかしそうした状況でも、Webカメラを使わなくてはならないことがある。

 そしてデスクトップパソコンは、一体型を除くとWebカメラが付いておらず、USB接続のWebカメラを別途用意しなければならない。

Webカメラが入手困難ならスマホで代用

 Webカメラは、安い製品であれば家電量販店で1000円程度から購入できる。ただし現在はテレワーク需要のためか、品薄で入手が困難になっている。もし必要に迫られながらも入手できないときは、スマホをパソコン用のWebカメラとして使える「iVCam」(e2eSoft作、https://www.e2esoft.com/ivcam/)というアプリを試してみるとよい。

「iVCam」はスマホやタブレットのカメラをパソコンのWebカメラとして利用できるアプリ
「iVCam」はスマホやタブレットのカメラをパソコンのWebカメラとして利用できるアプリ
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 iVCamはiOS用およびAndroid用アプリと、パソコン用のクライアントソフトが用意されている。パソコン用のクライアントソフトは9.99米ドル(e2eSoftのWebページ上での価格。App Storeでは1220円、Google Playストアでは1080円となる。価格はいずれも税込み)のシェアウエアだ。

 ただし、一部機能の利用を制限された状態であれば無料でも使える。その場合、撮影した映像の左上に小さなロゴが追加され、一定時間おきにスマホの画面へ全画面の広告が表示される。広告が表示されている間もWebカメラとして利用できるため機能に影響はないものの、気になる人もいるかもしれない。無料で使う場合は、縦配置での利用にも制限がある。

 iVCam使用時、パソコンとスマホはWi-Fiで接続する。そのためスマホをWi-Fi接続に切り替えて、パソコンと同じネットワーク(同じ無線LANルーターなど)に接続しておく。同じネットワーク内ならば、パソコンは有線接続でも構わない。Wi-Fi接続の代わりに、iPhoneとパソコンの場合はLightningケーブル、Androidスマホとパソコンの場合はUSBケーブルで直接つないでもよい。

 事前準備として、Webカメラを利用したいパソコンでクライアントソフトをダウンロードし、インストールしておく。これを実行するとファイアウオールの警告が表示されるので「アクセスを許可する」を選ぼう。クライアントソフトが起動すると、Webカメラの待ち受け状態になる。

 次にスマホで、アプリストアからiVCamアプリをダウンロード、インストールして起動する。同じネットワーク内にクライアントソフトを実行しているパソコンがあれば、画面にそのコンピューター名が表示されるはずだ。それを選択して、スマホ画面に表示されている再生ボタンを押すと、パソコンと接続される。接続時にスマホでカメラやマイクへのアクセスを求められるので許可する。

 ここまで作業できたら、TeamsやZoomミーティングといったオンライン会議に使うソフトの設定を開いて、Webカメラとして「e2eSoft iVCam」を指定する。これでスマホのカメラをパソコンのWebカメラとして利用できる。

TeamsやZoomミーティングのWebカメラの設定を「e2eSoft iVCam」に指定する
TeamsやZoomミーティングのWebカメラの設定を「e2eSoft iVCam」に指定する
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