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 これは、論理的に話を展開したいときには特にお勧めの方法です。応用パターンとしては、以下のようなものが考えられます。

ブロック思考で流れを作る方法が効果的な例
  • 「原因」→「結果」
  • 「背景」→「取り組み内容」
  • 「目的」→「施策・アクション」
  • 「前回」→「今回」
  • 「基本ケース」→「応用ケース」
  • 「仮説」→「結論」
  • 「狙い」→「結果」

ブロック間の流れを作ることを意識する

 以上のように、プレゼン資料を作るときは伝えたいことをブロックで小分けにして関係性を整理しましょう。そのまま頭の中の内容を文字で書き下ろしてはいけません。まずブロックに分け、ブロック間の流れを作ることを意識しましょう。

 流れを表現するレイアウトは1つではありません。以下のように、中身に応じてレイアウトを工夫してもよいでしょう。

横方向(先ほどの図の①)の応用例
横方向(先ほどの図の①)の応用例
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縦方向(先ほどの図の②)の応用例
縦方向(先ほどの図の②)の応用例
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 最後に、資料の改善例をもう1つご紹介します。筆者の専門である、企業買収とその後の企業価値向上についての資料です。

修正前のプレゼン資料
修正前のプレゼン資料
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修正後のプレゼン資料
修正後のプレゼン資料
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 修正前もブロックには分かれていますが、それぞれがバラバラに配置されている印象を受けます。この資料で何を伝えたいのかが一見しただけでは分かりません。

 修正後は同じ文章を使っているものの、印象が大きく異なると思います。修正後は資料の内容に流れができているのです。「企業価値向上要素」から「取り組みカテゴリ」が考え出されたのだと、見る人に感じさせることができます。

 このようにブロック思考を使えば、文章の中身に大幅に手を入れなくても一目で分かりやすい資料に変身させられます。プレゼン資料作成時にはぜひ意識してみてください。

小早川 鳳明
企業再建プロフェッショナル(Pioedge/パイオエッジ 代表)
外資系コンサルティング会社を経て、現在は国内・海外企業の経営再建や経営改革、企業買収業務に従事。グローバル製造業、化学メーカー、全国小売りチェーン、高級アパレルブランドにて、事業戦略策定・実行、クロスボーダーM&A、PMI、社内体制構築、新規事業立ち上げなどのプロジェクト統括を担当する。累計10万人以上の従業員に関わる経営改革を実施。 外資系コンサルティング会社では、研修トレーナーとして現役コンサルタントに対してコンサルティングテクニックを解説する経験を有する。著書に、実際の企業決算数値を基に、MECE・ロジックツリー・フェルミ推定を使ったビジネス数字の見せ方を解説する『世界のトップコンサルが使う 秒速で人が動く数字活用術』、グローバル大企業メーカーのリアルな経営改革と企業買収の現場を描いた『ハーバード・MIT・海外トップMBA出身者が実践する 日本人が知らないプロリーダー論』(ともにPHP研究所)がある。