
(写真:Getty Images)
全国的な緊急事態宣言が終了し、企業経営は「アフターコロナ」に向かって動き始めた。新型コロナウイルスがもたらした在宅勤務や非接触などのキーワードは、企業経営を支える情報システム部門にも新たな対策を求める。当面の危機対応を越え、アフターコロナ時代へ一歩を踏み出すために情報システム部門が実施すべき取り組みを探る。
全国的な緊急事態宣言が終了し、企業経営は「アフターコロナ」に向かって動き始めた。新型コロナウイルスがもたらした在宅勤務や非接触などのキーワードは、企業経営を支える情報システム部門にも新たな対策を求める。当面の危機対応を越え、アフターコロナ時代へ一歩を踏み出すために情報システム部門が実施すべき取り組みを探る。
出典:日経コンピュータ、2020年6月25日号 pp.22-35 「アフターコロナに踏み出せ IT部門が率いる、次の危機にも動じない3つのDX」を改題
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
危機を克服し成長するには、ITの力を最大限に生かす必要がある。社員の働き方、自社の事業、そして情報システム部門。三位一体の改革が必要だ。コロナの第2波や第3波、そしてこれから企業を襲う未知の危機にも動じないDX像を探る。
最も重要な経営資源である社員を危機から守り、生産性を維持するには何をすべきか。アフターコロナに向けて情報システム部門が取り組むべき課題の1つが働き方のDXだ。対面が前提の発想を捨て、社内と社外の区別なく働ける環境を構築する必要がある。
使うかどうかではなく、どこにどう使うか。事業のDXを成し遂げる上で、クラウドの活用は欠かせない。最新のITに尻込みせず、使えるものから役立てていく発想が必要だ。あるサラダ専門店の挑戦に、アフターコロナ時代の事業DXのヒントを探る。
コロナのような危機に揺らがず、事業を継続し、拡大する。働き方や事業のDXを支援するのに欠かせないのが情報システム部門の存在だ。DXの主役を担うため、まずはシステム開発スタイルの「3密」に別れを告げよう。