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 複合機の操作部やドアノブ、打ち合わせテーブルなど、オフィスには複数の社員が触れる箇所がいくつもある。接触感染のリスクが気になる箇所だ。社員の不安を解消するため、オフィスを丸ごと抗菌コーティングする技術がある。デルフィーノケア(東京・目黒)が開発した「デルフィーノ」だ。コニカミノルタジャパンなどが販売店を務める。

 デルフィーノは、酸化チタンと銀とプラチナという3種類の触媒を含む液体を噴霧してオフィス内をコーティングする。このコーティングによってウイルスの増殖を抑制する。司法解剖の際に遺体からの感染リスクに悩まされていた解剖医や検査技師から要望に応える技術として開発された。その後、警察の遺体安置所や葬儀社、救急車の車内などに採用実績があるという。

 デルフィーノは、加湿器のような装置で噴霧して室内に充満させてコーティングする。効果は1年間持続する。ドアノブなど、接触機会が多い箇所を想定して最低1年と説明しており、接触の少ない箇所ならもっと長く効果が持続するという。

 コニカミノルタジャパンでは、次のような手順で施工する。まず、火災報知機など誤作動の恐れがある設備機器を養生する。煙を充満させるため、空間が広い場合はシートなどで区画する。400m2を噴霧器2~3台で施工する。事前に清掃もやっておく。ホコリに噴霧しても意味が無いからだ。パソコンはそのままで大丈夫とのこと。噴霧後、引き出しの取っ手などは別途、霧吹きでスプレーしている。触る頻度の高い箇所を確実にコーティングするためだ。

デルフィーノの施工の様子。火災報知機など誤作動の恐れがある設備を養生する(写真:コニカミノルタジャパン)
デルフィーノの施工の様子。火災報知機など誤作動の恐れがある設備を養生する(写真:コニカミノルタジャパン)
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広いオフィスは、400m2程度に区画するため養生する(左)。準備が完了したら、噴霧器を各所に設置して噴霧を開始する(写真:コニカミノルタジャパン)
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広いオフィスは、400m2程度に区画するため養生する(左)。準備が完了したら、噴霧器を各所に設置して噴霧を開始する(写真:コニカミノルタジャパン)
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広いオフィスは、400m2程度に区画するため養生する(左)。準備が完了したら、噴霧器を各所に設置して噴霧を開始する(写真:コニカミノルタジャパン)
噴霧している際は部屋全体が白くなり、くまなく粒子が散布されている状況がうかがえる(左)。引き出しの取っ手部分などは別途スプレーでコーティングする(右)(写真:コニカミノルタジャパン)
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噴霧している際は部屋全体が白くなり、くまなく粒子が散布されている状況がうかがえる(左)。引き出しの取っ手部分などは別途スプレーでコーティングする(右)(写真:コニカミノルタジャパン)
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噴霧している際は部屋全体が白くなり、くまなく粒子が散布されている状況がうかがえる(左)。引き出しの取っ手部分などは別途スプレーでコーティングする(右)(写真:コニカミノルタジャパン)