全989文字
PR

 NECは2020年7月、顔認証と体表温度を非接触で測定するサーマルカメラに加え、施設の混雑度を見える化する映像分析技術を組み合わせて、オフィスや商業施設での水際対策と施設内の感染リスク低減に対応する「感染症対策ソリューション」の提供を始めた。

「感染症対策ソリューション」の展開イメージ。顔認証とサーマルカメラ、映像分析を組み合わせて感染症リスクを低減する(資料:NEC)
「感染症対策ソリューション」の展開イメージ。顔認証とサーマルカメラ、映像分析を組み合わせて感染症リスクを低減する(資料:NEC)
[画像のクリックで拡大表示]

 オフィスのように利用者が特定されている施設については、利用者の同意を得た上で顔認証と体表温測定の結果を日々記録することで、勤怠管理だけでなく、社員も自分の日々の体表温度を確認することができる。マスク着用の有無を判定することも可能だ。

 商業施設やイベント施設など、不特定多数が利用する施設では、サーマルカメラで体表温度を測定する際に、同時に体表温度が設定値よりも高い人の顔を検出する。管理者が迅速に対象者を特定し、その場で声を掛けて検温を促せる。

NECの本社ビルでは、セキュリティーゲートに顔認証を試験導入して、設置環境や認証速度を検証している(左)。右はサーマルカメラを使って体表温度を測定するイメージ(写真:日経クロステック)
[画像のクリックで拡大表示]
NECの本社ビルでは、セキュリティーゲートに顔認証を試験導入して、設置環境や認証速度を検証している(左)。右はサーマルカメラを使って体表温度を測定するイメージ(写真:日経クロステック)
[画像のクリックで拡大表示]
NECの本社ビルでは、セキュリティーゲートに顔認証を試験導入して、設置環境や認証速度を検証している(左)。右はサーマルカメラを使って体表温度を測定するイメージ(写真:日経クロステック)

混雑状況やライブビューで密集を社員に共有

 映像分析技術では、入り口での人数カウントやエリアごとの混雑度モニタリングを実施する。新型コロナ対策が求められる3密のうち、密集を検知できる。混雑状況の分析には、群衆を解析する技術を用いる。映像から人の塊を捉え、混雑度合いを分析する。

 混雑状況や執務エリアのライブビューを社員に情報共有できる。食堂やラウンジなど、共用エリアの混雑状況が分かると社員が自発的に密集を避けられる。また、フリーアドレスを導入したオフィスでは、どの執務エリアが混雑しているか事前に分かるのでそのエリアを避けて席を選べる。

 NECは2020年8月末から、体表温測定に対応するベーシックなモデルを提供する。混雑度モニタリングの機能を備えたモデルも順次発売していく予定だ。

オフィス内の混雑度合いを、パソコンやスマートフォンを使って社員に伝える(資料:NEC)
オフィス内の混雑度合いを、パソコンやスマートフォンを使って社員に伝える(資料:NEC)
[画像のクリックで拡大表示]