社内のチームワークを高める「Slack」
まずはビジネス向けチャットサービスの代表格である「Slack」を紹介しよう。Slackは、会社などの組織ごとに「ワークスペース」をつくり、その中にプロジェクト単位や部署単位の「チャンネル」を作成して会話をする。
Slackを使うには、最初に管理者がサービスの新規登録をしてワークスペースを作成する。
続いて表示されるメンバーの追加画面では、Slackで話をしたい人のメールアドレスを入力する。Slackの場合、基本的にワークスペースのメンバー全員が、全ての「パブリックチャンネル」を見られるようになっている。一部のチャンネルのみに参加する「ゲスト」は、無料プランでは使えない機能だ。
企業のワークスペースであれば、社外の人はメンバーに入れず、別にワークスペースをつくるなどの配慮が必要だ。ほかの人に見られたくない会話は「プライベートチャンネル」や「ダイレクトメッセージ」を利用しよう。
メンバーとして招待した人にはアクセス用のメールが届く。メンバーが参加すると、管理者にはそれを知らせるメールが届くようになっている。これで準備は完了。作成したチャンネルを選択し、最初のメッセージを投稿してみよう。
ビジネスの現場で喜ばれるSlackの機能の1つが、外部サービスとの連携だ。Googleカレンダーの通知をSlackで表示させたり、Skypeと連携させてSlack上から通話したりできる。TwitterやInstagramと連携させてSlackから投稿するといったことも可能だ。
無料プランには、チャットの履歴表示が1万件までといった制限がある。本格的に使うなら、有料プランへの移行を検討したい。また、主要なOSで動作するアプリも用意されているので、Webブラウザーと比べて使い勝手がよいほうを選ぶとよい。