社外の人とも気軽に話せる「Chatwork」
Chatworkもよく利用されるビジネス向けのチャットサービスである。Slackとの大きな違いは、社外の人ともコミュニケーションがとりやすいことと、タスク管理機能があることだろう。
Chatworkを使い始めるには、管理者となる人がChatworkのWebサイトにアクセスして新規登録をする。
登録が済むと表示される「マイチャット」画面は、メモやタスクの管理などができる自分専用の画面で、チャットの練習用にも使える。このマイチャット画面で、会話をするメンバーを追加していく。Slackと違って、Chatworkはグループごとに参加者を選べるので、社内・社外に関わらず話をしたい人を全てメンバーとして追加して構わない。Chatworkに登録して会員になると発行される「Chatwork ID」が分かれば、メールアドレスを知らない人でもメンバーに追加できる。
Chatwork IDは、Chatwork内のメールアドレスのようなものである。最初に割り当てられるIDは英数字の羅列なので、ユーザーのプロフィル画面で自分のIDを覚えやすいものに変えておくと、聞かれたときに伝えやすい。
チャットのための部屋は「グループ」と呼ぶ。プロジェクトごとや部署ごと、雑談用などテーマごとにグループを作成し、話し合うメンバーを招待する。
これで準備は完了。メッセージの入力ボックスを使って投稿する。投稿するメッセージには、ファイルを添付したり絵文字を挿入したりできる。ほかの人のメッセージには、返信やリアクションで応える。Slackと違ってスレッド表示にはできないので、話の流れが重要な項目はグループを分けておくのも手だ。
会話の中で「じゃあ、これは水曜までにやっておくわ」といった形でタスクが発生することも多い。そんなときはメッセージをそのままタスクに登録できるのが、Chatworkの利点だ。タスクだけをまとめて表示する画面もあるので、複数のグループでタスクが発生しても見逃す心配はない。
Chatworkも、SlackのようにGmailと連携してメールをChatworkで確認するといった使い方ができる。ただし連携するアプリの数はSlackに及ばない。またChatworkの無料プランでは広告が表示されるなど細かな違いがあるので、使いやすいサービスを選ぶとよいだろう。