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 IT企業に務める筆者が、コロナ禍による在宅勤務を始めたことで経験する羽目になった「在宅ショック」。前々回から、どん底期からの「復活期」に、筆者がどのような取り組みをしたかを紹介しています。

 復活に向けた取り組みは、在宅勤務後の「新たな構成要素(仕事や生活に関して筆者が重要だと考えている行動)」を仮決めした上で以下のPDCAサイクルを回し、どれが奏功するのかを見極めつつ進めました。

A)アクションプランの作成
B)優先順位付け
C)実施
D)検証
E)構成要素候補リストの見直し(内容と順位の変更、新たな構成要素候補の追加)

※以下、C~Eを繰り返す

 AからCまでは前回ご説明したので、今回はDとE、さらに筆者の現状である「定着期」についてお話しします。

(画像:123RF)
(画像:123RF)

D)検証

 PDCAサイクルでは、実施した取り組み(アクション)に関する検証が欠かせません。計画通り実行できたのか、見込んだ効果が得られたのかなどを確認・検証し、次のアクションにつなげることが狙いです。

 筆者は在宅ショックからの復活に向けて実施した全ての取り組みについて、効果を検証しました。問題はそのタイミングです。いつ検証するのが最適なのか、正解は分かりません。今回は以下の方針を取りました。

 まずそれぞれの取り組みに関して、以下の2点を前提としました。

  • 同種の内容の取り組みが複数ある場合、同時には実施しない(効果を検証しにくいので)
  • 優先度の高い取り組みは1カ月以内の完了を目指す

 その上で、検証のタイミングを取り組みに応じて「3日後」「5日後」「1週間(7日)後」のいずれかに設定しました。比較的早く効果が得られそうなら3日後、効果を得るまでに長くかかりそうなら1週間後、どちらでもなければ5日後としました。

 中には、もっと長く継続しないと効果が見えてこない取り組みもあると思います。しかし、今回は検証期間をあえて短くしました。「在宅ショックの状態から1カ月で抜け出す」という目標を達成するためです。

 通常のビジネスでPDCAサイクルを実施する場合、筆者は1サイクルを最低でも3カ月をかけて回すよう意識しています。しかし在宅ショックからの回復については、顧客やパートナーなどはなく自分自身で完結する取り組みであり、比較的短期間で成果を検証できるはずだと考えました。そこで回復までの目標期間を「転落期」の3週間よりも少し長めに1カ月と決めたのです。

 結果的に、1カ月の間に仕事とメンタルの両面で以前の80%程度にまで復活できました。「1カ月で回復」という目標設定は間違っていなかったと考えています。