
2020年梅雨末期豪雨
目次
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球磨川中流域で水位急上昇、上流の人吉盆地で行き場失う
7月3日から4日にかけて九州南部を襲った大雨で、全域にわたって氾濫した球磨川。国土交通省が設置した水位計の観測データを基に日経クロステックが分析したところ、氾濫のメカニズムが分かってきた。
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ブリヂストンの4工場が稼働停止、九州豪雨の影響
九州を中心とした豪雨の影響を受け、ブリヂストンが九州にある4工場の稼働を2020年7月6日午後から停止した。同社によれば、「工場自体に被害はない。現在、サプライチェーン(部品供給網)への影響について調査中」。同月8日の生産再開を目指す。
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九州豪雨で携帯3社に通信障害、伝送路故障や停電が原因
九州で起きている豪雨の影響によって2020年7月7日朝の時点で、NTTドコモやKDDI(au)、ソフトバンクの大手携帯3社に通信障害が発生している。伝送路故障や停電などが原因だ。
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球磨川の決壊箇所は旧川跡、「重要水防箇所」で氾濫多数
熊本県南部での集中豪雨によって球磨川の国管理区間で決壊や越水などが発生した12カ所は、水害の恐れのある「重要水防箇所」だと分かった。なお、30mにわたって決壊した堤防は旧川跡で、地質のもろさなどから「要注意」と判定されていた。
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2000℃の炉に雨水が一気に、東海カーボン工場で水蒸気爆発
熊本県南部を中心とする豪雨の影響で、東海カーボンの田ノ浦工場(熊本県芦北町)では爆発による火災が発生した。同社は「2000℃ほどの高温の炉に雨水が一気に流れ込んだため、水蒸気になり爆発したのではないか」と推測する。現時点で鎮火しているものの、工場の一部が浸水していることなどから生産再開時期は未定で…
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熊本豪雨の被災状況を空撮で見る
熊本県と鹿児島県に大雨特別警報をもたらした猛烈な雨は、球磨川流域で堤防の決壊による浸水被害や落橋、斜面地での土砂災害などを引き起こした。空撮で見る。
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熊本豪雨で球磨川破堤に土砂災害多発、県南部で人的被害が集中
梅雨前線の影響で2020年7月3日から降り続く雨によって、熊本県を中心に橋の崩落や土砂災害、河川氾濫などの被害が多発した。気象庁によると、12時間雨量は熊本県湯前町で411.5mm、同球磨村で396.5mm、同人吉市で340.5mmと、いずれも観測史上1位を記録。