全2795文字
PR

 こうしてさまざまなモバイル端末を使ってみた結果、キーボードを搭載し、パソコン版のフル機能のブラウザーが動作して、かつスマホアプリが利用できるモバイル端末こそが、筆者にとって理想であることが分かってきた。

 そんななか今年(2020年)の春に、筆者はChromebookの新製品を購入した。

 Chromebookは米Google(グーグル)によるChrome OSを搭載したノートパソコンスタイルのキーボード内蔵端末で、2011年に登場した。Chromeが稼働し、リリース当初はWebアプリ用途に特化していた。アプリの少なさがデメリットだったのだが、その後Chrome OSは進化し、Google Playに対応して多くのAndroidアプリが動作するようになった。Chromebookは、スマホアプリとパソコン版Chromeによって、ネットサービスを快適に利用できるモバイル端末へ進化したと言える。

Chromebookの例。写真は中国レノボのLenovo Ideapad Duet Chromebook
Chromebookの例。写真は中国レノボのLenovo Ideapad Duet Chromebook
[画像のクリックで拡大表示]

 ChromebookのChromeはパソコン版と同等である。Googleアカウントを使って同期すると履歴を引き継いだり拡張機能を共有したりできる。パソコンのChromeと併用してもストレスを感じない。

ChromebookのChromeはパソコン版と同等の機能・使い勝手を実現している
ChromebookのChromeはパソコン版と同等の機能・使い勝手を実現している
[画像のクリックで拡大表示]

 筆者はChromebookを購入するのは初めてで、今回購入したのは中国レノボが発売した2in1タイプの製品「Lenovo Ideapad Duet Chromebook」である。実際に使ってみて、利用シーンに合わせて、ノートパソコンとスマホの良さを生かせるのがChromebookの良い点だと感じている。

 筆者はパソコンライクに利用する際は、ChromeでSNS(Facebook、Twitterなど)やクラウド(Dropbox、Evernoteなど)にアクセスして、ブラウザーのみで作業を完結するようにしている。これはノートパソコンで作業をする際と同じ使いかたである。

 一方でIdeapad Duet Chromebookを画面タッチ中心で使う際は、上記のSNSやクラウドサービスはAndroidアプリから利用している。この場合はスマホライクな使い方になる。

Chromebookのアプリ一覧画面の例
Chromebookのアプリ一覧画面の例
[画像のクリックで拡大表示]

 モバイル端末とノートパソコンを併⽤してきた筆者は、Chromebookを使ってみてようやくモバイル端末だけで作業ができる環境が整ってきたと感じている。筆者はいま、フル機能のWebブラウザーとスマホアプリを利用できることが、今後のモバイル端末に求められることではないかと思う。Chromebookはその一例として、今後のモバイルの指針を示す端末ではないかと考えている。

伊藤 浩一(いとう こういち)
モバイル関連情報を紹介するブログ「伊藤浩一のモバイルライフ応援団」を主宰するブロガー。日本初のWindows Mobileスマートフォン「W-ZERO3」への思い入れが強い。「今すぐ使えるかんたんPLUS+ Surface 完全大事典」(技術評論社)などの著書も持つ。