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 2020年の夏休み、帰省や旅行を控えて自宅で過ごす人も多いでしょう。日ごろは忙しくても、夏休みはまとまった時間を取りやすいのではないでしょうか。

 ここでは、日経クロステックの中の学習サイト「日経クロステック ラーニング」に掲載している100種類以上の講座から、ここ数カ月で人気を集めた学習トピック5つを紹介します。人気の講座で解説している内容から、押さえておきたい知識をピックアップしました。

 より詳しく学ぶ場合は、日経クロステック ラーニングの講座をご覧ください。日経クロステック有料会員ならすべてアクセス可能で、一部講座は登録会員(無料)も全編お読みいただけます。またどの講座も、第1回は無料で閲覧可能です。

人気のPython、この夏にマスターしよう

 最所に紹介するのは、「Python入門講座」です。Pythonはここ数年、人気が急上昇しているプログラミング言語です。プログラミング経験がない人でも、Pythonという名前を耳にすることはあるでしょう。

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 人気の理由は何なのか。この講座では2つのポイントを挙げています。1つはソースコードが読みやすく、書きやすいこと。もう1つはAI・機械学習に必要な計算や、統計処理で利用できるライブラリーが豊富なことです。

 実際に、Pythonのソースコードの例を見てみましょう。以下の2つのソースコードは、同じ処理を実行するものです。上はC、下はPythonで書かれています。

//C

int main(void){
    int n = 2;
    if(n > 3) {
        printf("3より大きい数字です");
    }
    else {
        printf("3以下の数字です");
    }
}
# Python

n = 2
if n > 3:
    print("3より大きい数字です")
else:
    print("3以下の数字です")

 Cは変数を宣言するために型を指定していますが、Pythonではその必要がありません。またCでは、「{ }」のようなカッコを使ってプログラムの区切りを示しますが、Pythonではカッコが不要です。シンプルにプログラミングでき、誰が書いても同じようなコードになりやすいことから、初心者にも学びやすいとされています。

 さらに、このところのPython人気を後押ししているのがライブラリーの存在です。数値計算や深層学習などに使えるライブラリーが豊富にそろっています。

 Python入門講座では、Pythonを習得するために重要なポイントを6回にわたって解説しています。プログラミング経験はあるがPythonは初めてという人だけでなく、プログラミング初心者でも理解できるよう基本から説明しています。

機械学習の仕組みを理解する

 Pythonをマスターするなら、機械学習についても理解を深めたいところです。「実務で使えるデータ分析講座 [統計学と機械学習]」では、機械学習の基本的な仕組みを数式を使わずに解説しています。

 題材としているのは、不動産価格を推測するための機械学習です。「延床面積」「築年数」「駅からの近さ」など価格の予測に役立ちそうなデータを「インプット」として機械学習の「変換器」に入力します。

 変換器はインプットを基に価格を予測しますが、最初は精度が低く値はでたらめなものになりがちです。そこで、予測価格と「インプットされたデータを持つ不動産の実際の価格」、つまり正解の値を比較し、両者のギャップができるだけ小さくなるよう変換器に自動的にフィードバックをかけていきます。変換器はインプットされたデータと正解の値との関係性を、文字通り「機械的に学習」していきます。

機械学習の基本的な仕組み。データのインプットと、教師データを基にしたフィードバックを繰り返して予測の精度を上げる
機械学習の基本的な仕組み。データのインプットと、教師データを基にしたフィードバックを繰り返して予測の精度を上げる
(出所:データミックス)
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 これを繰り返すことで、次第に変換器が「どんなデータをインプットすると、どんなアウトプットが正解となるか」のルールを獲得していきます。ルールの精度が高まれば、だんだんと正解のデータに近い予測ができるようになるのです。

 この正解のデータを、機械学習では「教師データ」と呼びます。インプットのデータと教師データから両者の関係性を獲得するアルゴリズムが「教師あり学習」です。

 この講座では、理解度をチェックするための問題(「データ分析実務スキル検定」のサンプル問題)も掲載しています。講座を読み終わったらチャレンジしてみてください。