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ポモドーロ・テクニックで集中力アップ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、テレワークに移行した人は少なくないでしょう。自宅で、仕事に集中して取り組めているでしょうか。

 「リーダーのための問題解決手法[スピードアップ編]」では、集中力を高めるための時間管理術「ポモドーロ・テクニック」を紹介しています。

 作業に集中する時間(25分)と休憩時間(5分)をあらかじめ決めておき、両者の組み合わせを「1ポモドーロ」とします。4ポモドーロ分繰り返したら長めの休憩をとります。

ポモドーロ・テクニックの手順
[1]達成すべき作業を1つ決める
[2]タイマーで25分を設定する
[3]タイマーが鳴るまで作業に集中する
[4]作業をストップして5分休憩する
[5]ステップ[1]から[4]までの工程を1ポモドーロとして、4ポモドーロ行う
[6]1ポモドーロ終了

 ポモドーロとはイタリア語で「トマト」のこと。このテクニックを生み出したイタリアの作家フランチェスコ・シリロ氏が、トマトの形をしたキッチンタイマーを使っていたことからこの名前がつけられたそうです。

 作業に集中していると、25分間が終了した後も作業を続けたくなりますが、そこでやめるのが重要です。区切りのよいところまで進めてしまうと脳が満足感を覚えてしまい、そこで休憩をすると次に集中するまでに時間がかかってしまうためです。あと少しで終わるという状態の方が、仕事に戻りたいという気持ちになって、すぐに「集中モード」に入れるといいます。

 この講座では、ポモドーロ・テクニック以外にも仕事を効率化するためのさまざまなノウハウを取り上げています。デンソーでさまざまな製品開発プロジェクトを手掛けた著者が、段取り力向上や会議の生産性アップなどの手法を解説しています。

あるIT部門を舞台にプロマネの動き方を考える

 「彼とは一緒にできません」――。プロジェクトチームの若手リーダーとベテランエンジニアが対立してしまいました。あなたがプロジェクトマネジャーを務めていたら、どう対処するでしょうか。

 「DX時代のプロマネスキル」は、ある物流会社のIT部門を舞台に、プロマネに求められるスキルを考えていく講座です。主人公の野島陸は、課長を務める39歳。IT部門は目下、自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として、基幹系システムの刷新に取り組んでいます。

 第1回では、初めてプロジェクトリーダーを務めることになった30歳の高森と、伝説のCOBOLプログラマーとしてプロジェクトに参画する協力会社のベテランエンジニア今泉が、要件定義の進め方をめぐって激しい口論を繰り広げます。

(出所:123RF)
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 2人の対立が深刻化してしまったのは、方針の違いだけではありませんでした。高森が今泉に放った「今泉さんは下請けだから」というひと言が、今泉のモチベーションを大きく低下させました。

 発注者か受注者か、元請けか下請けかで上下関係を作るのは、今の時代にはそぐいません。協力会社は下請けではなくパートナーという意識でプロジェクトを運営することが重要です。主人公の野島はそれを踏まえて、2人の対立を解消すべく行動に出ます。

 これ以外にも野島は、スクラッチ開発かパッケージ導入か、海外拠点へのシステム展開をどう進めるかといった課題に立ち向かいます。