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 Wi-Fi(無線LAN)ルーターは数多くの製品が売られており、製品選択が難しいと感じている人もいるかもしれない。そこで今回は、Wi-Fiルーターを選ぶ際のポイントを見ていこう。Wi-Fiルーターを購入するときは、最初にWi-Fiの規格を確認しよう。次に最高速度や子機の接続台数の目安なども重視したい。

Wi-Fi 6対応製品が主流になりつつある

 最初に確認したいのは対応するWi-Fi規格だ。2020年8月上旬現在、無線LANの最新規格は「Wi-Fi 6」とも呼ばれるIEEE 802.11axだ。この半年間でWi-Fi 6に対応するパソコンやスマホ、タブレットが続々登場しており、主流になりつつある。Wi-Fi 6に対応するWi-Fiルーターの価格は1万円弱から5万円弱で、低価格帯の製品からハイスペックな最上位機種まで数多くの製品が発売されている。

 一方、ここ5年ほどで発売されたパソコンやスマホ、タブレットなどのほとんどが対応していて、現在最も使われているのが「Wi-Fi 5」とも呼ばれるIEEE 802.11acだ。Wi-Fi 5に対応するWi-Fiルーターは、安価な製品だと3000円台から購入できる。また、ハイエンドモデルでも2万円程度と安い。

 どちらのWi-Fiルーターを買うかは、接続する機器で決めたほうがよいだろう。Wi-Fi 6に対応するパソコンやスマホ、タブレットが1台でもあるか、または購入予定があるなら、少々値段が高くてもそれを生かせるWi-Fi 6に対応するルーターを選びたい。逆に手元になく購入予定もなければ、安価なWi-Fi 5対応Wi-Fiルーターを選ぶ手もある。

 無線LANの規格は互換性が保たれる。Wi-Fi 6対応のWi-Fiルーターでも、Wi-Fi 5やWi-Fi 4(IEEE 802.11n)などの過去の規格はもちろんのこと、IEEE 802.11gやIEEE 802.11bといった大昔の規格にしか対応していない機器でも、機器同士の相性に問題がなければ接続できる。Wi-Fi 5に対応する機器しかない環境で、先行投資としてWi-Fi 6対応ルーターを選ぶのもありだろう。

Wi-Fi 6対応ルーターはネット機器メーカー各社から発売されている。写真はNECプラットフォームズの「Aterm WX3000HP」。量販店での実勢価格は税込み1万9400円
Wi-Fi 6対応ルーターはネット機器メーカー各社から発売されている。写真はNECプラットフォームズの「Aterm WX3000HP」。量販店での実勢価格は税込み1万9400円
(出所:NECプラットフォームズ)
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