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中継器やメッシュネットワークで電波状況を改善

 設置場所やアンテナの向きを変更しても電波状況が改善されなかったら、中継器の導入も考えてみるとよい。中継器は安いものだと3000円台後半といった価格で売られており、手軽に追加できる。

 ただし、中継器の中には同じ周波数帯で同時に送受信できない機種もある。5GHz帯と2.4GHz帯の双方を使うことでその弱点をカバーできるケースもあるが、環境によっては電波が強くなるものの通信速度が遅くなる可能性もあるので、製品のスペックをよく確認して選びたい。

 Wi-Fiルーターの中には中継器の機能を持つものがあり、設定を変えることで中継器として利用できる。Wi-Fiルーターを買い替えて、以前利用していたほうが余っているのであれば、それを中継器として使える可能性もある。

 広範囲に効率良く電波を伝えたいのであれば、メッシュネットワークの導入も検討したい。メッシュネットワークは複数のWi-Fiルーターを設置して網の目のようにWi-Fiの電波を張り巡らす仕組みだ。通信経路が一本道となる中継器と違い、状況に応じて通信経路を変更するため、通信障害や機器の故障にも強い。

 ただしメッシュネットワークは導入コストがかかる。Wi-Fiルーターはメッシュネットワークに対応した同一メーカーの同一シリーズの製品でそろえる必要がある。環境によっては、総取り換えが必要となる。またメッシュネットワーク対応ルーターは総じて中継器よりも高価である。

メッシュネットワークは、中継器より広範囲に効率良く電波を伝達できる。これから導入するのであれば、各メーカーが販売しているセット品が便利。写真はバッファローの「WRM-D2133HS/W1S」で、量販店での実勢価格は税込み2万7280円
メッシュネットワークは、中継器より広範囲に効率良く電波を伝達できる。これから導入するのであれば、各メーカーが販売しているセット品が便利。写真はバッファローの「WRM-D2133HS/W1S」で、量販店での実勢価格は税込み2万7280円
(出所:バッファロー)
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田代 祥吾(たしろ しょうご)
フリーランスライター
PC周辺機器メーカーから日経WinPC編集部を経て、現在はフリーランスライターとして活動。日経PC21や日経パソコンなどで記事を執筆している。得意ジャンルはPCやスマートフォン、自動車、アキバ系サブカルチャーなど。