新型コロナを機にロボット活用が加速し、飲食店や物流倉庫、医療施設などさまざまな場所でロボットと人が共に生きるようになる。日常の中にロボットが溶け込んでいく「ロボット共生社会」の実現が近づいている。

特集
新型コロナで加速、ロボット共生社会
目次
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新型コロナで急増する宅配需要、ロボット活用から始まる物流・配送DX
宅配需要急増に伴い、政府は年内に低速・小型ロボットの公道での走行実証を実行する方針だ。ロボット活用による新たな消費者サービスを検証する動きも始まった。
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コロナ感染予防で需要急増、警備や医療のエッセンシャルワーカーを助けるロボット
少子高齢化や労働力不足の対策として期待されてきたものの、これまでなかなか進んでこなかったエッセンシャルワーカーの仕事を助けるロボットの活用。新型コロナウイルス感染症対策という新たなニーズが加わり、導入が加速しそうだ。
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テレワーク常態化で不足する「雑談」、分身ロボが隙間を埋める
リアルオフィスとオンラインの「中間地点」として、企業が熱い視線を送るのが、アバター(分身)ロボットがいるオフィスだ。
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AI配膳ロボットで「密」を回避、コロナ禍にあえぐ飲食店を救うか
新型コロナを契機にロボットの社会実装が加速している。店員と客との接触を極力回避したい飲食店では配膳にAI搭載ロボットを活用し始めた。サービス提供者には問い合わせが殺到し、さながら「新型コロナ特需」の様相を呈している。飲食店側の狙いは、集客効果だけではなく、ロボット活用による効率化という。